ハーレクイン・シリーズ
大切なものを失うのはこれで二度目だ。 イザベルの心は折れかけていた。また彼に奪われるの? スペンサー・チャッツフィールド──ホテル王一族の息子で、 女性の噂が絶えない彼に、イザベルは身も心も捧げた。 だがすぐに弄ばれただけだと気づき、自ら別れを告げたのだ。 彼の子を身ごもっていたというのに……。 あれから10年。父のホテルを継承するというイザベルの夢を、 スペンサーはやすやすと横取りしていった。 しかも彼が新しいボス。その命令に背くことは許されない……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月05日
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- 著者
- メラニー・ミルバーン
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- 訳者
- 藤村華奈美
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13147-8
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- 書籍番号
- R-3147
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バスフルート
10年前に出会い誤解が元で別れた2人。ある秘密の傷を胸に刻んで仕事に没頭してきたヒロインの前に、10年前に別れたヒーローがヒロインのホテルを買収するライバル会社のボスとして現れます。 お互い惹かれ合っているのに、それぞれの事情や誤解で、なかなか愛を口にできず、難しいルールの下にあらがえない情熱だけをわかちあいます。 愛とビジネスを駆け引きに2人の思いが交錯します。いつ2人が素直になれるのか気になってしまい一気に読みました。
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和。
表紙デザインが新しくなって素敵。ライバルでありながらも、互いに惹かれあう想いを10年持ち続けた二人の会話がテンポよく、楽しく読み進められます。
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モニター
自分の根本を否定され、それでも「家族・一族の一員」であろうとするスペンサー。彼に心身共に傷付けられたイザベル。「もう二度と惹かれない」と心に誓ったけれど、揺れ動く女心が、ハーレクインの世界観ですね。本気の恋は何年離れていようとも消えないものなんですね。
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たっかたっか
背景がしっかりしているのにその点は特に掘り下げていなくて、主人公だけの心情の移り変わりや、やり取りに終始しているのであっさりと読めました。どうやらシリーズ物のスピンオフ作品みたいでしたので、関連本も読みたくなりました。
シドニー郊外生まれ。17歳のときにはじめてハーレクインの小説を読み、生涯ロマンス小説を読み続けること、そして、背が高く日焼けしたハンサムな男性と結婚することを決心した。毎日をもっとロマンティックにする秘訣は、ロマンティックな男性と結婚することだと語る。2度目のデートで結婚を決めた外科医の夫との間に2人の息子がいる。