ハーレクイン・シリーズ
ペニーは悲惨な事件で姉を亡くして以来、過保護な両親に束縛され、 24歳の今も恋はおろか外の世界さえほとんど知らずに生きてきた。 そろそろ自立のために仕事を得たいと両親に告げると、 生前の姉と比較されたうえ猛反対され、ショックを受ける。 姉を愛する父と母にとって、私は“できの悪い代用品”なんだわ! 家を飛び出した彼女は方々をまわったすえ宿の仕事を見つけ、 療養のため宿泊中の男性、マイケルの世話をすることになった。 数多の女性を虜にするハンサムで知的な彼のそばにいるうち、 ペニーの胸に初めての恋が芽生えるとともに、不安の影が差した。 しがないメイドの私を、彼が愛してくれるはずもないのに……。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80083-1
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- 書籍番号
- PS-83
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麻野
今まで読んだロマンス小説とは、ひと味違う作品でした。住む世界の違う二人が、自覚はなくともひと目で恋に落ち、ゆっくりと距離を縮めていく様子が丁寧に描かれています。手を握るシーンを、こんなに素敵に書いたお話は、今までに読んだことがありません。ヒロインのペニーはとてもいい子で、読んでいて幸せな気持ちになります。舞台となっているパインクラフトも素敵な街で、友人にも勧めたい一冊です。
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NIKITA
内気で過保護に育てられたペニーの初めての恋の相手マイケル。彼女のピュアな彼への思いは、かわいらしく、それでいて自立するために自身を奮い立たせ、困難に立ち向かう姿にマイケルが魅かれるのも当然ですよね。恋も仕事も初めてづくしの彼女が成長していく姿に思わず応援したくなりました。
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モニター
自分を変えようと一歩ずつ前へ進むヒロインを応援しながら、あっという間に読み終えました。お互いに癖のある家族をもつ2人が惹かれあうことで、自分自身を見つめなおしていきます。周りのキャラクターも不完全だけれど魅力的でした。キュンとするフレーズが各所にちりばめられた恋物語です。
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如月
心に傷を負った男女2人が出会い、心惹かれていく純愛物語です。読んでいてまるで心が洗われるような、まっさらなピュアな気持ちにさせてくれます。初恋を思い出しました。2人を取り巻く周りの人達にもそれぞれドラマがあり最後まで飽きずに読めました。エピローグでは2人の今後も見てみたくなる余韻もあり是非続編を! と思ってしまうほど。読み終わった後は、自分の人生にも奇跡、運命的なことがあったら…と信じたくなり希望が持てました。
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モニター
普段、情熱的でイケイケヒーロー登場の作品ばかり読んでいるので、一話目も未読で、不安な読みはじめでしたが、読みやすくて一気読みしました。ヒーローもヒロインも早い段階からお互いを意識するのに、良い意味でゆっくりと進行するので、心情がよく理解できて引きつけられました。「アーミッシュ」というコミュニティに知識があるとより深く読み進められると思います。自分の好みの幅が広がった作品。一話を注文しました。
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モニター
ストーリー全体に流れている穏やかな雰囲気に心が落ち着く気がしました。丁寧な心情描写が読んでいて心地良かったです。ゆっくりとした展開の中で、様々な人が心の傷を癒していく過程と舞台である温暖な気候の土地がぴったり合っていて、こんな町に住んでみたいと思いました。
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モニさん
12歳から過保護に育てられたペニーと、事故で傷を負ったマイケルのピュアなラブストーリーで、サクサク気分良く読めました。良い話です。いろんな人間関係が交錯するのも興味深かったです。アーミッシュについて予備知識があると、ストーリーに入り込みやすいかもしれないです。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「穏やかに静かにゆっくり進む恋に癒されます。」
激しい愛ではなく、ヒーローとヒロインが穏やかに少しずつ距離を縮めて、愛を育んでいく過程に、心を落ち着けて癒されながら読むことができるラブストーリーです。場面がアーミッシュのコミュニティだけあって、ヒーロー、ヒロインを含め、登場人物が暮らしていくのに必要なお金だけあればよいという生活をしていて、質素な暮らしでも幸せになれることを思い出させてくれます。(長崎県 会社員)
ニューヨークタイムズとUSAトゥデイのベストセラー作家。アメリカのクリスチャン・フィクション作家に贈られる栄えあるキャロル賞で最終選考に残り、ホルト・メダリオン賞を2度受賞した経歴を持つ。執筆活動の合間には、ダックスフントを散歩させたり、焼き菓子を作ったりしている。オハイオ州南部在住。