ハーレクイン・シリーズ
天使が生まれた日
パティは名門ランド家で働く家政婦の娘だった。 御曹司スペンスと惹かれ合い、恋に落ちたが、 ふたりの仲は彼の父親に容赦なく引き裂かれた。 妊娠がわかったのは、スペンスが出奔したあと── 赤ん坊を死産したパティは、彼を捜すことも諦めてしまう。 数年後、突然スペンスが彼女の目の前に現れる。 ひとりの美しい少女を連れて。「この子は僕たちの子だ、パティ」 いったいどういうこと? パティはくずおれそうになりながら、 肌身離さずつけているネックレスに通したふたつの指輪を握りしめた。 昔スペンスがくれた指輪と、新しいままの、小さなベビーリングを。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 著者
- ビバリー・バートン
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- 訳者
- 速水えり
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90405-8
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- 書籍番号
- K-395 (初版D-762)
幼いころ、祖父から贈られた『美女と野獣』の絵本を読んでロマンスのとりことなり、9歳のときに初めて物語を書いた。以後、小説、詩、脚本と、学生時代を通じて創作活動に親しみ、1990年に作家としてデビュー。GRWマギー賞や全米読者賞を受賞、RITA賞のファイナリストにも選ばれた。出世作〈狼たちの休息〉は、新作が出るたびメディアから絶賛され、リンダ・ハワードも賛辞を贈るほどの人気シリーズだった。2011年4月、多くの作家仲間やファンから惜しまれつつ亡くなった。