ハーレクイン・シリーズ
アレッサンドロ・ヴィンチェンティが新しい社長だなんて! ラーラは残酷な運命に胸を締めつけられた。 彼は着任するやいなや全社員を会議室に招集し、 以前と変わらない端整な顔で血も涙もない経営方針を伝えている。 アレッサンドロ──6年前、わたしの身も心も奪った男性。 ヴェネツィアの侯爵である彼は世界をまたにかけるプレイボーイで、 ラーラと一緒になる約束を容赦なく踏みにじり、別の女性と結婚した。 その後ひそかに産み育ててきた娘の存在を、彼には絶対知られたくない。 ラーラはアレッサンドロに気づかれないよう会議室の隅に隠れていたが、 彼の鋭敏な目をごまかすことなどできず、個別面談に呼び出され……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月20日
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- 著者
- アンナ・クリアリー
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- 訳者
- すなみ翔
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51703-6
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- 書籍番号
- D-1703
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モニター
とてもロマンチックな物語でした。不幸が重なり、一度すれ違ってしまった場面では悲しい気分になりましたが、それでも信じる心を大切にすることによって惹かれていく姿が素晴らしかったです。映画さながらの内容で読み応えがありました。是非読んでいただきたいです。
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モニター
傲慢ヒーローなのに理由をつけてヒロインの周りをちょろちょろするなど本当は忘れられなかったのね。ヒロインにメロメロな侯爵が良かったです。
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ねーこ
人生の中でのちょっとしたすれ違いって結構あります。そんなちょっとしたすれ違いが、時間を置いたことによって大きくなってしまった二人のお話です。すれ違いゆえのじりじり感が大人の香りと相まって目が離せません! 再会で盛り上がる愛と、すれ違いを正すいいお話でした。
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mint
読み始めはヒーローに矛盾や違和感があったのですが、途中からは事情があったのだからと納得できました。父と子の対面シーンが一番よかったです。他の作品の影響かイタリア人男性ってもっと傲慢なイメージですがヒーローは結構穏やかに感じました。
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どんぱっち
シークレットベビーや、すれ違ってしまった理由などは今までの作品にもありそうな感じですが、再会したふたりが次第に心を通わせるステップは、無理がなく自然に楽しめました。ヒーローが他の女性と結婚していた理由も、ちょっと目新しくておもしろかったです。シドニーの洒落た街並みの描写もすてきです。海外作品を読む楽しみのひとつですね。
ジェイン・オースティンとジョージェット・ヘイヤーを崇拝し、作家になる夢を諦めきれず、友人からロマンス小説を書いてみようと言われたとき、喜んでその誘いに応じた。読書のほか音楽鑑賞、映画鑑賞や友人とのおしゃべりを楽しんでいる。