ハーレクイン・シリーズ
騙されて全財産を失ったダーシーは、 住み込みのナニーに雇われ、大富豪コリンの瀟洒な邸宅を訪れた。 出てきたのは、澄んだ青い瞳と官能的な異国の訛りをもつ男性。 まあ、なんてすてきな人なのかしら。 コリンは妻の死後、幼い娘の育児に追われているという。 彼の魅惑の眼差しに翻弄されながらも、ダーシーは毎日ひたむきに働いた。 愛らしい赤ん坊と父親は、天涯孤独のダーシーにはまぶしい存在だった。 病気で子供を産めない悲しみが、ときおり胸を刺すけれど……。 だが、ついに彼と至高の一夜をともにした翌朝、彼女は衝撃の事実を知る。 なんとコリンは、身分を隠した地中海の国の王子だったのだ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年04月05日
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- 著者
- ジュールズ・ベネット
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- 訳者
- 堺谷ますみ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年03月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51701-2
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- 書籍番号
- D-1701
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モニター
初めて会った瞬間から惹かれあっているのに、お互い過去の経験からその気持ちに蓋をし、なかなか進展しない2人にじれったさを感じていました。でも、少しずつお互いを知っていくと2人の距離も徐々に近づき、いつ2人は結ばれるのだろうとドキドキしながら読みました。後半、コリンが自分の気持ちが愛だと気づき、ダーシーに誠心誠意尽くす姿は本当にかっこよく、読んでいて心が温かくなりました。希望の素晴らしさを感じることが出来る素敵な本でした。
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主人公二人の思考、葛藤など気持ちの表現が随所に見られ、スローなテンポで話が進み、終盤に急展開します。雇い主に自己表現できるヒロインが羨ましいです。兄夫婦のいわくありげな結婚にも興味をそそられ、関連作である『かりそめのプリンセス』も読んでみたいと思います。【モニター】
《編集部より》関連作にも興味を持っていただき、ありがとうございます! 6/20刊『一夜かぎりのシンデレラ』では、本作ヒーローの親友ルーカスがヒーローに。ぜひお手に取ってみてください。 -
モニター
ヒーローは結果的にはヒロインに身分を隠しそれがヒロインを傷つけますが、ヒーローの身分にとらわれたくない気持ちもわかりまただまされた形のヒロインの気持ちもよくわかります。最後はハッピーエンドですがもっと奥深くてもよかったかなと思います。初めての作家さんでしたがよかった。
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千
日本では割と新しい作家さんですが文章がとても上手いと思いました。登場人物が少ないととかく飽きてしまうのですが、この作品は文章の流れもテンポよく最後まで気持ちよく読めました。それにしても可愛い赤ちゃんのいる超ハンサムな王子さまってどうしてこんなに素敵なんでしょうね♪
美容師をしていたが、今は作家と主婦業に専念。NYタイムズ紙のベストセラー作家、ローリー・フォスターが絶賛する。高校のときからのボーイフレンドと結婚し、彼と子供たちとの幸せな暮らしがロマンス小説執筆の原動力となっている。