ハーレクイン・シリーズ
リディアは継娘のお目付け役として訪れた舞踏会で、 二度と会いたくないと同時に誰よりも会いたかったニコラスと再会した。 彼は8年前、社交界デビューをしたばかりの地味なリディアに目をつけ、 その気にさせて求婚の言葉をささやいておきながら姿を消した。 失意の彼女はやむにやまれぬ事情で父親ほど年上の男性に嫁いだものの、 人知れずニコラスへの叶わなかった想いをずっとくすぶらせていた。 時が過ぎ、彼女は若き未亡人に、彼は立派な子爵になった今、 再会を機に、未遂に終わった恋がふたたび燃えあがるかに見えた。 ところが、そんな切ないリディアの想いを嘲るかのように、 なぜかニコラスは蔑みの目を向けてきて……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年03月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- 日向ひらり
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年02月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33230-1
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- 書籍番号
- PHS-130
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モニター
悲しい運命・重荷を背負ったヒロイン。「放蕩子爵OOO」というタイトルから、軽薄そうな遊び人、しかも飛びっきりハンサムなヒーローが、8年前、どんな言葉でヒロインを翻弄し、「どん底」に落としたのかと思いきや、、、、、意外!!!!! 最後まで、誤解したまま悲しく、別れてしまわないでと、ハラハラしたけど、ドキドキ濃厚シーンだけでなく、クスっと笑えるシーンや、登場人物のほのぼのとした「温かさ」も感じられて、私もハーピーになれたエンディングでした。
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モニター
ある事情から誤解したまま別れた2人が再会するところから物語ははじまります。ヒロインのリディアとヒーローのニコラスは、お互いを誤解したまま傷つけあって辛かったです。リディアは、内気のままあの頃と変わらず、それに対してヒーローは、別人のようになったこと。人って変わるものもあれば変わらないものもあると感じました。そんな2人の葛藤が丁寧に描かれているところが良かったです。
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モニター
家族と愛と信頼のお話でした。途中、ヒロインが義務に縛られて人に甘えられない為、いつも最悪を想定しているのでヒーローが可哀想になりました。思い込みではなく、言葉にする勇気が大切なんだと思いました。ヒロインの家族が温かく、息子と犬に癒されました。
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モニター
ヒロインの境遇は様々ですが、特にヒストリカルは苦境の場合が多いですね。お互いの愛を実らせ、信頼や愛を得ることの難しさ。長い時間を経て誤解がとけたと思ったら・・・ラストまでどうなるのかなとハラハラいたしました。
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ねむ
この作品はすれ違い系でもどかしい感じがたまらない人にはおすすめです。出会っていたけど言葉が足らず、別れてしまった2人がめぐり合い、諦めきれず愛人でもいいから、なんてところは「騙されてる~!でも、やめられないよね~。」 最後はハーレクインなのでハッピーエンドだから安心して読めましたが最後までこのまますれ違いで終わるんじゃないかとハラハラしました。ラブシーンも楽しめます。
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モニター
子持ちヒロインに感情移入するところもありましたが、やや長ったらしく感じる場面もありました。過去にときめいた男性と再会できたことへの喜び、思いがけないドキドキ感を表現するに、ややまわりくどい感じが否めません。じっくりと読みたいかたにおすすめ。
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路を決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。