ハーレクイン・シリーズ
もうひとりの女
またあの人だわ……。図書館司書のフェインは密かに胸を躍らせた。 今朝、花屋の店先で偶然出会った、目も覚めるようなハンサムな男性。 貸し出しカードの名前は……バーク・ハーディング! 経済界に彗星のごとく現れた気鋭の実業家が本を借りに来たの? そして数日後、フェインはバークからデートに誘われ、 1カ月後にはプロポーズを受けていた。豪奢な新居の鍵とともに。 友人からは羨ましがられ、家族も手放しで祝福しているというのに、 フェインは胸の奥に巣くう微かな不安を払うことができなかった。 なぜ、バークは私に“愛している”と言ってくれないのだろう……。 結婚式当日の夜、フェインはその理由を知ることになる──。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2016年03月20日
-
- 著者
- ロビン・ドナルド
-
- 訳者
- 富田美智子
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2016年03月03日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-42064-0
-
- 書籍番号
- PB-164 (初版I-205)
読者レビュー
-
モニター
淡々と描がかれる結婚式までの過程で感じていた「微かな不安」……恋は盲目というけれど、無視しちゃいけませんでしたね。ええ、タイトルどおりそこにはもうひとりの女が…。いま話題の不倫ものかと思いきや、自分の気持ちをうまく伝えられないヒロインと自分の気持ちをわかっていないヒーローの物語です。ヒロインの胸が痛くなるような愛し方はまねできません。
-
モニター
とても苦しい恋のお話で、途中何度もヒーローの余りの鈍感さに、腹が立つほどでした。そんな中、何かおかしいと感じながら、とっぷりと愛にのめり込んでしまったフェインに、報われることをひたすら祈るような気持ちで、一気に読んでしまいました。
-
モニター
読み始めてすごく怒りがわいてきました。ヒーローに対してはもちろんですが、ヒロインにも。ただ、だんだんと読み進めていくうちにいろんな感情がわいてきて切なくなってしまいました。
ニュージーランド北部の牧場主の家に、1男5女の長女として生まれた。15歳で師範学校に学び、19歳で結婚、同時に小学校の教師となる。子育てを終えて休んでいた教職に戻ったとき、そのかたわらで執筆を始めた。蘭の花が咲き、キウィやオレンジの実る美しい北部の村に住む。