ハーレクイン・シリーズ
シングルマザーのナタリーは、幼い娘の世話と仕事に追われ、 恋愛とはいっさい無縁の毎日を過ごしていた。 ある日、出張でパリを訪れた彼女は、上司のギリシア人大富豪、 デミトリ・マクリコスタから食事に誘われる。 これも仕事のうちと自分に言い聞かせて、彼と食事をともにするが、 デミトリの魅力に抗えず、求められるまま彼と体を重ねてしまう。 一夜限りの幻想──それで終わるはずだったのに、さらに求められ、 ナタリーはひとりの女として、限られた逢瀬に身を任せた。 彼が、ある理由から家族や子どもを忌み嫌っていると知ったのは、 身も心も、デミトリへの愛で満たされたあとだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年02月20日
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- 著者
- ダニー・コリンズ
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- 訳者
- 吉村エナ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年02月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13138-6
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- 書籍番号
- R-3138
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モニター
ナタリーとの出会いによって、デミトリが考え方や品行を改めていく様子に強く胸を打たれました。とはいえ、変わったのは彼だけではなくナタリーにも言えることで、お互いの愛が物語に最高の結末を与えたんでしょうね。読後は、素直に「大団円で本当に良かった!」と思いました。
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なな
ヒーローは最初からヒロインを好きなのになかなかうまくいかないし、ヒロインは子供の事もあるし、ヒーローが段々子供を好きになって行くところが良かったです。
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モニター
正直、最初はヒーローにもヒロインにも感情移入しにくい感じだったけど、後半2人がそれぞれ自分の過去を告白した後は、ヒーローが愛に目覚めて人として成長し、ものすごくかっこいい男性になって魅了されました。特に、ラストのヒロインへのヒーローの愛の告白は素直な感じで心温まりとても良かったです。2人が苦しんできた分、明るい未来を感じさせるラストにとても晴れやかな気分になれました。幸せな気分で読み終えることが出来る素敵な作品でした。
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nao
シングルマザーの恋愛って、子供抜きには語れません。相手に傾く心と子供を受け入れてもらえるか不安な気持ちがよく出ていて、自分も同じような体験があるのでわかる! と思いながらドキドキして読みました。オフィスラブっていいですね。
カナダ出身の作家。高校生のころにロマンス小説と出会い、小説家という職業はなんてすばらしいのだろうと思ったという。以来、家族の反対や"普通の"仕事に追われながらも、さまざまなジャンルの執筆に挑戦し、ついに念願叶ってハーレクインからデビューすることになった。まるでロマンス小説さながらの、ハッピーエンドを生きている気分だと語る。