ハーレクイン・シリーズ
「ぼくたちはまだ夫婦らしい。正式な離婚手続が必要だ」 突然訪ねてきた夫、ジャウルの言葉に、クリシーは驚いた。 2年前、マルワン国皇太子だった彼とロンドンで結婚したが、 ジャウルは1カ月後に帰国し、それきり音信不通となった。 代わりに彼の父王が現れ、無情にも結婚は無効だと告げた。 クリシーがジャウルに会わせてほしいといくら懇願しても、 その願いは叶わなかった。なのに今ごろ現れて離婚したい、ですって? 怒りに駆られながらも、わずか1カ月の結婚で授かった双子の存在を打ち明けたとたん、ジャウルは豹変し、離婚は撤回すると言いだした。 自分の子供ならマルワンで育てることが法律で決まっているという。 この上、私から子供まで奪おうというの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年02月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 春野ひろこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年02月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13135-5
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- 書籍番号
- R-3135
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ミダヤン
この二人にはまさに「可愛さ余って憎さ百倍」という言葉がぴったりですね。お互い強く惹かれあい愛しているのに、ある事情から別れ複雑な気持ちを抱えることになってしまった。似た者同士の頑ななやりとりがかえって微笑ましかったです。砂漠の王族というエキゾチックな背景も素敵でした。
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モニター
強いシークとのシンデレラストーリーというリン・グレアムらしい展開ですが、本作はなんといっても、ヒーローとヒロインのキャラクターが魅力的。クールで格好良く、傲慢で憎たらしいシークは、はじめて見る自分の子どもへの愛情を隠しきれないし、捨てられたヒロインも、おとなしく泣くのではなく、行動的でしっかりと言い返して、ちょっとアッパレな女気。ハッピーエンドに向かってそれぞれの愛情をしっかり読ませてくれます。
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モニター
お互いが惹かれあっているのにすれ違ってしまった2人の気持ち。それでも、求め合う気持ちや情熱は抑えられなくて…ジャウルは強引なシークのはずなのですが何故か微笑ましくて、度々出てくるホットなシーンにもドキドキしました。妻とタイトルにあるのに青春ストーリーのようなのな初々しさなあるお話でした。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
再び真実の愛に目覚めた二人は素晴らしい。どちらもぞっこんで良かった。(静岡県 主婦 C.Y)
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。