ハーレクイン・シリーズ
建設中の“氷のホテル”の設計に力を貸してほしい── 億万長者ルーカスの依頼に、エレノアは耳を疑った。 彼女の亡き父はかつて彼に侮辱を受け、評判を地に落としている。 そして今度は、娘の私を罠にかけるつもりなの? 不安を覚えながらもエレノアは彼の申し出を受けることにし、 ともにサンクトペテルブルクへと向かった。 当初、仕事は順調に進んでいたが、日ごと高まる性的緊張のせいで、 エレノアはルーカスの存在に気持ちを乱されるようになっていた。 「どちらが先にキスをするか、賭だ」見抜いたように、彼が提案した。 「もちろん、君が負けたら、君のすべてを差しだしてもらう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年02月05日
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- 著者
- ミシェル・コンダー
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- 訳者
- 山本翔子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13131-7
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- 書籍番号
- R-3131
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モニター
冷たい実業家が、氷のホテル建設に協力を求めてくる…。仕事のオファーのはずなのにインテリアデザイナーのヒロインと冷酷で謎めいた億万長者のロシア人ヒーローとの、お互いが発する磁力とそれに抗おうとする二人の葛藤がたまりません。自分もその「磁場」に居合わせているような、キスまでのドキドキ感がたっぷり。裕福な出でありながら自力で頑張るヒロインの魅力に、冷酷ヒーローも内心翻弄されていて、好印象の作品です。
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モニター
心に傷を持っているヒーローと、それを癒すことのできる無垢なヒロインのお話で、あらすじにもある賭けが序盤の読みどころです。傲慢でどこか悠然としているロシア人ヒーローが、徐々にヒロインに引かれていく様も素敵なのです。「悪い人だと思っていたのに、雨の中で震えている子猫を優しく抱き上げる」的なギャップものが好きな方は必読かと。
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モニター
仕事相手のつもりの二人が反発しながらもひかれていくところにドキドキしました。ヒーローの辛い過去を知るヒロイン。なかなか結ばれない…ハーレクインなので最後はもちろんハッピーエンドなのはわかってますが、どうなるのかとハラハラ。
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たっかたっか
悲惨で過酷な過去にも関わらず他人に優しく出来るヒーローはとても冷たいとは思えない…氷の皇帝というタイトルにアンバランスを感じました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
二人の恋のさやあてがおもしろい。二人が温かくなって、涙がこぼれた。(静岡県 主婦 C.Y)
メルボルン大学を卒業後はさまざまな仕事に就き、やがて海外を旅したり、そこで働いたりするようになったという。オーストラリアに帰国後、生涯の夢である作家になることを決めた。現在、3人の子供と夫とともにメルボルンに暮らす。