ハーレクイン・シリーズ
ビクトリアは少女のころ母親の仕事の関係で、 地中海に浮かぶ島国ガリーニ・アイルに数カ月滞在した。 そこで、王子のステファンと出会って意気投合し、親友になった── せつない恋心は胸に秘めたまま。 月日は流れ、ファッションデザイナーになったビクトリアは、 突然ステファンから王室用ウエディングドレスのデザインを頼まれる。 ああ、わたしが彼と結婚するなんて愚かな夢だったのね……。 悲しみを隠してガリーニ・アイルの宮殿を訪れたビクトリアはしかし、 久しぶりに会うステファン王子の言葉に耳を疑った。 「半年後の戴冠式まで、便宜上の花嫁になってほしい」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年02月05日
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- 著者
- ジュールズ・ベネット
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- 訳者
- 藤倉詩音
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年01月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51693-0
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- 書籍番号
- D-1693
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もちお
期限を設けるからこそ、本当の気持ちに向き合える。本当に結ばれるべき二人だったからこそ、「かりそめ」が「本物」になった。そんな当たり前の事に、実は読者の方が先に気づいて「ああ、この二人はいつ気づくの!? ねえ」とじれったく思う事この上ないのがこの小説です。ロイヤルウエディングという女の子が憧れるシチュエーションをここぞとばかりに描き、きゅんきゅんするなか、二人がきちんと自分の気持ちを言葉に出す瞬間は、思わず「きゃあ!!」と声を出す事間違いなしです!
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ユリ
読み始めて一気に物語の世界観にハマってしまい、ずっと読み込んでしまいました。ビクトリアとステファンの考えや気持ちの描写等がしっかりされてて話に惹き付けられます。ビクトリアの愛になかなか応えられないステファン。自分の気持ちから逃げようとしているところはヤキモキしましたが、その分話が盛り上がり良かったと思います。
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kiki
帯に「ローリー絶賛!」の文字を見た瞬間にわかっちゃいました(笑)「ヒーローは間違いなく優しい人だな♪」って。親友という関係から一気に夫婦になったふたり、お互いに信頼とそれ以上の気持ちがあるからヒーローもヒロインも素直で優しくなれる、ステキなカップル。ヒーローは愛してることをもう少し早く自覚してほしかったと思いつつ、ラストは「こんなところで言うの?!」って、でも当事者のヒロインは感動しちゃいますよね♪
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今まで読んだ事がない作家の作品だったので新鮮でした。読後、わっと心が盛り上がる様な作品です。15歳のビクトリアと18歳のステファン王子が出会って意気投合し、それから長年の友情を温めておたがいを理解し信頼を深めてきた二人が素敵です。恋愛でお互いを失いたくないという思いとはうらはらに、ホットに燃える二人の恋愛模様に読み応えがありました。難しい局面でも、お互いがなくてはならない存在と認識して、愛し支えようとする様子が印象的で良かったです。ビクトリアとステファンの兄弟達も波瀾万丈そうな恋愛をしていた様子がこちらの本編からも伺えたので、スピンオフ続編がありましたら読んでみたいです。まず特に気になるのは、ミコス(ステファンの弟)が王位継承権を手放しても離婚経験者のカリナと結婚した経緯も気になります。アンソニー・プライス(ビクトリアの長兄で養子に出されていた)の実母や兄弟との絆を取り戻す過程や恋愛そして結婚に至る経緯も大変気になりました。【モニター K】
《編集部より》ミコス・コリン王子の恋物語は、4/5刊行の『王子様に恋したナニー』でお楽しみください。
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モニター
長年アプローチしてきた女性を手に入れるために王子様がついた嘘により振り回されるヒロイン。ヒロインの家系は波乱万丈そうなので関連作が出たらいいかなと思います。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「美しきプリンセス」
とても読みやすく、感動しました。(兵庫県 会社員 すいれん)
美容師をしていたが、今は作家と主婦業に専念。NYタイムズ紙のベストセラー作家ローリー・フォスターが絶賛する。高校のときからのボーイフレンドと結婚し、彼と子供たちとの幸せな暮らしがロマンス小説執筆の原動力となっている。