ハーレクイン・シリーズ
修道院に身を潜めるレイナは、かつては王子の婚約者だった。 国を揺るがしたある事件をきっかけに、彼女は傷を負い、 もう誰かを愛することも、子どもを持つこともあきらめていた。 そんなある日、放蕩王子として悪名高いザンダーが帰国する。 彼は18歳だったレイナと婚約しながら、彼女も国も捨てた男── 今さら国を継ぐ決意を固めたというが、民衆は彼を支持しないだろう。 だがそんなことはザンダーにもわかっており、だからこそ、 民の人気を一身に集めていたレイナを妻に迎え入れようというのだ。 利用されることを拒むレイナの弱みを、ザンダーは見抜いていた。 「きみが一度はあきらめた、母親になるという夢を叶えてやるよ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年01月20日
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- 著者
- メイシー・イエーツ
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13129-4
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- 書籍番号
- R-3129
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- ミニシリーズ
- ロイヤル・アフェア
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モニター
ヒロイン、ヒーローともに抱える傷の深さを思うと読んでいても切なく、特にヒロインに対するマスコミの悪意には本当に腹が立ちました。若かったと今に至るまでのお互いの気持ちを理解して、愛が深まる様子がとても良く描かれていて、ページをめくる手が止まりませんでした。
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kiki
いい意味で放蕩王子にも修道女にも裏切られました♪ ヒーローもヒロインも精神的にとっても強い! 国のため国民のためにふたりで支えあって強くなっていくステキなヒーローとヒロインです。ふたりとも心に傷が・・・。でも、ふたりが少しずつ心を通わせながら、傷を癒していくのがよかった~。こんなふたりだったら愛の溢れる未来がありますよね♪
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モニター
傷跡のある修道女と絶望したプレイボーイ・・・。ただ甘いだけじゃない、ぶつかり合い傷つけあいながら絆を深める二人の姿にグッときました。二人でいるとお互いがもっと良い人間になれるというのが素敵です。前2作は読んでいませんがたっぷり感動できました。
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モニター
傷のせいで幸せになることを諦めている人。一度すべてを投げ出し、逃げ出してしまった人。そんな人にこそ、このお話に出てくるカップルのハッピーエンドをぜひ体感してほしいと強く思います。一人の人間が抱えているトラウマを、お互い受け入れ合うということがどれだけ辛く苦しいことか……読みながら、ハッピーエンドに向かって超えなくてはいけない彼らの試練に対し、初めて「無理しなくていいよ……」とさえ思うシーンが何度もありました。特に、同じ女性としてレイナが生涯抱えていかなくてはいけないものは重すぎるとさえ思いましたし、逃げ出してほしかったと思うこともあり、ヒーローのザンダーに恨み節を何度ぶつけそうになったか……。だけど、やっぱり立ち向かって手に入れたからこそ最後のセリフが実感こもっているように思えましたし、このセリフのための苦しさだったのかと思うことができました。
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maru
過去のつらい出来事から本名をも捨て修道院にいるマグダレナと名乗る女性レイナ。レイナは15年前は王子の婚約者だった。15年後その王子がレイナのいる修道院を訪れ、再会をし二人の運命が再び動き出した。この本を読んで二人がどんな風にラストを迎えるのか最後までドキドキしながら読んだ作品でした。
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ルリ子
ザンダーが修道女になっているレイナを見た瞬間、とてもドキドキしました。ザンダーの人柄、レイナの悲しみが分かっても、二人にはうまくいってほしいと祈らずにはいられなかったです。運命はどうすることもできない、でも、正直な心は伝えることができる…二人のやりとりが物語の中にひきこんで夢中にさせてくれました。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。朝起きて家の裏口に熊を見つけるような生活と、自宅で書くエキゾチックな街で起こる物語との落差を楽しみながら、執筆に励んでいる。