ハーレクイン・シリーズ
エーゲ海に浮かぶリオノス島の所有者でありながら、 リジーは父と妹と3人、イギリスの田舎で困窮生活を強いられていた。 祖先の奇妙な遺言で、島を売るのを禁じられていたからだ。 そんな折、チェザーレと名乗るイタリアの億万長者が訪ねてきた。 彼の目的は、かつて彼の一族が所有していたリオノス島を取り戻すこと。 リジーが彼と結婚し子どもをもうければ遺言の条件を満たし、両家に利益がもたらされるのだ。とはいえ、いくら魅力的でも見知らぬ人と結婚なんてできないわ。でも、提示された多額の謝礼が手に入れば一家は救われる……。そのとき、名案が浮かんだ。人工授精なら彼と接触せずに子どもを作れる! 無邪気なリジーは、その提案がのちに自らを拷問にも等しい状況に追いやろうとは、予想すらしなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年01月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2016年01月07日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13127-0
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- 書籍番号
- R-3127
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モニター
冷めた人生観を持ち、祖母の思いを叶える為に契約結婚も厭わないヒーローと、極貧で家族を救う為結婚し人工授精で子供を作ろうとするヒロイン。共に過ごすうち互いに惹かれていきますが、なかなか互いの誤解や偏見が解けずジレジレしました。エピローグで幸福な様子が分かって良かったです。
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テリム
牧場や動物を愛し、恵まれない暮らしの中で懸命に生きるヒロインは好感度が高い。女慣れしているはずのヒーローが、ヒロインに対しては不思議なほどうぶな態度を見せるのがなんとも可愛らしかった。
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モニター
けっして手の届かない“虹のかなたの金の壺”--そんな島をめぐる契約結婚。相続人であるリジーと、愛を知らず傲慢で自信過剰な大富豪チェザーレがどの様に愛に目覚めていくのか…。ヒロインと共にドキドキしながら安心して最高のハッピーエンドを味わってください。
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モニター
見ず知らずの人と結婚するのだって抵抗があることなのに、主人公は家族のためだからとはいえ、見ず知らずの人と子どもを産むことを決心するなんて、なんだか波乱の幕開けでした。主人公がピュアだからか、話の展開が分からずにどんどん物語に入っていき、時間を忘れて読んでしまいました。
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ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
「愛は永遠である」
家族を思うが故のお金のための結婚。それがいつの間にか互いに惹かれあってハッピーエンドに……リン・グレアムさんの、作品に引き込まれる大好きな1冊です。(埼玉県 主婦 埼玉ママ) -
ベストロマンス大賞2016年上半期読者の声
美しい二人の恋のかけひきに感動した。(静岡県 主婦 C.Y)
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。