ハーレクイン・シリーズ
ケイトは真面目だけが取り柄の財務担当の会社員。 まるで制服のように毎日地味なスーツを着て、金曜の夜も一人残業する。 だがそんな彼女にも唯一の弱点があった──社長のアレッサンドロだ。 セクシーな彼が視界に入ってくるだけで、そわそわ落ち着かなくなる。 しかも突然、その彼から出張に同行するよう命じられてしまった。 二人きりで海外出張? でも大丈夫。私なんか彼の眼中にないもの。 恋人を数カ月ごとに替える彼の好みは、遊びを心得た派手な美女。 堅物の私とは大違い。胸のざわめきをケイトは必死に抑えたが、 知る由もないアレッサンドロは告げた。予約したのは1部屋だけだと。 彼の目に獲物をいたぶる獣の輝きがあるのを、ケイトは気づかなかった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年01月05日
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- 著者
- キャシー・ウィリアムズ
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- 訳者
- 深山咲
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13125-6
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- 書籍番号
- R-3125
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モニター
真面目だけど、鎧を身に着けて周りと距離を置くヒロインと、プレーボーイのヒーローが本音を少しずつ話していくところから一気に読んでしまいました。お互いの思いや考えを少しずつ話し、お互いにひかれていくのがとっても良かったです。
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みえもも
ケイトが母を反面教師に生きてきた気持ちは、私も同じ気持ちだったからすごく共感。すれ違いのお話が大好きなので、二人がお互いの境界線を越えた瞬間、自分のことのように大歓喜!! 最初は題名にすごく驚いて…秘書という名の愛人ってどういう物語なの!?って思ったけど、題名から想像していた物語ではなくていい意味で裏切られて、読んでよかった。
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モニター
堅物のケイトはアレッサンドロに惹かれている。だけど反面教師の母の影響でかたくなさを保ち続けています。出張への同行でふたりは近づき、その間だけ楽しむという取り決めに。仕事もできて、美しく、殻をぬぎすてたケイト、花開く感じです。アレッサンドロが嫉妬を感じるのも、愛を知った証拠。仕事の場に私情を持ち込むのはどうかと思うけれど、ボスとの愛は実るのか、わくわくしながら一気に読みました。
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モニター
ヒロインの固い殻を破るヒーローが素敵でした。ただ、タイトルと本の内容がミスマッチな気がします。ヒロインは秘書でなく会計士ですし(秘書は別にいます)、「愛人」という関係だったのかというと疑問です…。本の内容は読みやすかったです。
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ピロコ
ハーレクインシリーズ、読むのは2度目です。イギリス人作家ということで、以前読んだアメリカのストーリーとはまた違っておもしろかったです。電車移動中に読みましたが、あっというまにストーリーに引き込まれました。
トリニダード・トバゴの出身で、トリニダード島とトバゴ島、2つの島で育つ。奨学金を得てイギリスに渡り、1975年にエクスター大学に入学して語学と文学を学んだ。大学で夫のリチャードと出会い、結婚後はイングランドに暮らす。現在は中部のウォリックシャー在住。夫との間に3人の娘がいる。