ハーレクイン・シリーズ
結婚式の朝、花嫁姿のカーラに突然告げられた、婚約者からの別れの言葉。 以来、彼女はウエディングドレスをデザインすることで傷心を慰めている。 “いつまでも幸せに”──そんな思いをドレスにこめて。 ある日、ブライダルショーのためカリブ海のリゾートを訪れたカーラがクリスタルブルーに輝く美しい海を眺め、うっとりしていると、 ダークスーツに身を包んだハンサムな悪魔が現れた! カーラを冷酷に捨てた元婚約者、キース。 ショーは彼が企画したイベントだったのだ。 「ぼくと束縛のない大人の関係を楽しまないか」 キースの不敵な笑みに言葉を失うカーラだったが……?!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2016年01月05日
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- 著者
- キャット・キャントレル
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- 訳者
- 野川あかね
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51690-9
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- 書籍番号
- D-1690
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- ミニシリーズ
- ウエディングドレスの魔法
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この作家さんは初めて読まさせていただきました。女性ならば誰もが憧れのウエディングですが、この1作目のお話のお勧めは、やっぱりラスト間際のヒロインの言葉に尽きると私は思います。「ウエディングドレスの魔法」とシリーズタイトルにもありますが、まさにそう考えるヒロイン自身がかけたのだなと思わずにはいられません。いきいきとした仕事に誇りを持つ、そんなヒロインが素敵で憧れます。2作目の妹さんのお話も、読んでみたいと思いました。【モニター】
《編集部より》妹メレディスがヒロインの2作目、『夢から覚めた花嫁は…』は、4/5刊行予定です。お楽しみに! -
モニター
この作者さんは初めて読む方でしたので、とてもわくわくして読ませて頂きました。ヒーローのキースの誤解がもとで別れた二人でしたが、キースよりもヒロインのカーラの、人として、また女性としての成長ぶりにキースが唖然とする様がとても気持ち良いです。会わなかった2年の月日があっての再会は二人を成長させました。当初結婚してたら絶対にうまくはいってなかったであろう事や、二人には会ってなかった時間がとても大事だったと、とても納得できる作品ですごく楽しめました。
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モニター K
読後、ほのぼのとした温かい気持ちにさせてくれる作品です。現実的でとても地道な作風の中にも、ストーリーに出てくる人々の人柄が生き生きと丁寧に記されていて読んで楽しく感じました。喜怒哀楽を各種取り揃えたスリリングでピリッとウイットに富む言い回しが会話の大事な場面の数々にちりばめられていて、面白くて目が離せません。カーラの手縫いドレスに、それぞれ名前がついているのもオシャレ。アクシデントをきっかけに真実を知り、最良の選択を選びとろうと葛藤しながら努力して決断していく過程のキース。さらには、結婚かなわず幸せになれなかった過去を体験しているカーラが幸せになっていく様子に感動しました。ヒロインの妹メレディスが、ある週末を過ごして以来ある飲み物には決して手を出さないという、親しい姉にも語らない理由とは何か? 続編も楽しみなシリーズです。読みどころいっぱいな、読み手を明るく前向きにさせてくれる素敵な作品でした。
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モニター
元婚約者のキースには読んでいて腹がたちました。自分が結婚式に別れを言っておいてブライダルショーにカーラを巻き込んで、というか何ていうか。また付き合いだしてからもカーラは惹かれながらでも前の事があるから今度は自分の方から離れていったのが良かったけど、もうちょっと最後は時間をかけてくれた方が良かったかな。物足りなかったです。
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モニター
結婚式直前に去っていった、無責任で自分勝手な男。そんなひどい男を愛さずにはいられないヒロイン。困難を乗り越え、彼に対し寛容で率直、一途な彼女がとても素敵でした。
初めてハーレクインのロマンス小説を読んだのは小学校3年生のとき。文学を修めたのち教師となり、退職後は執筆活動のかたわら主婦業もこなしてきた。2011年、ハーレクイン社の新人作家発掘コンテストで優勝。2012年には、RWAのゴールデンハート賞の最終選考まで勝ち残った。夫と2人の息子とともに、テキサス州北部で暮らしている。