ハーレクイン・シリーズ
薔薇と宝冠 Ⅰ
愛ゆえに
“邪悪なオニール”をダブリンの港で初めて見たとき、アナクレアは恐怖を感じると同時に魅了された。エリザベス女王の使者を守るイギリス兵と戦うローリー・オニールは、虐げられたアイルランド人の誇りであり、希望の星だった。逆にアナクレアからすれば、彼は憎い敵国の反乱分子でしかない。それなのに夜ベッドに入っても、浮かんでくるのは彼の面影ばかりで、彼女は眠るのをあきらめ、厨房にお茶をいれに行った。ところが、そこに深手を負った血だらけの男が!昼間見たローリー・オニール! 彼がなぜわたしの家に?謎はすぐに解けた。使用人のアイルランド人夫婦が彼をかくまったのだ。彼を――ローリーを助けよう。アナクレアの心は一瞬にして決まった。そして彼に求められるまま、愛とぬくもりを差し出した。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年12月20日
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- 著者
- ルース・ランガン
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 901円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-75336-6
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- 書籍番号
- P-336 (初版HS-115)
読者レビュー
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米ミシガン州在住。高校時代は学生新聞の記事を執筆し、卒業アルバムの編集に携わったという。ヨーロッパ及びアメリカの歴史ロマンス、現代もののロマンスのほか、脚本や子供向けの本も書く。幼なじみのボーイフレンドと結婚し、五人の子供たちを育てあげた。ゴルフ、スキー、水泳などを楽しみ、毎日数キロのジョギングを欠かさないスポーツ愛好家でもある。