ハーレクイン・シリーズ
ロウィーナは夫の会社のクリスマスパーティで社長を目にした瞬間、 凍りついた。キアがなぜここに? 彼はロウィーナの兄の親友で、 11年前、彼女の前から突然去った元恋人だった。夫の重大な裏切りでロウィーナがぼろぼろになっていると知ると、彼は親身に相談に乗り、 励ましてくれた。でも信じてはだめ。ロウィーナは揺れる心を戒めた。
大富豪ロッコと庭師のアンバーは身分違いの恋人同士だった。だが、 アンバーがふたりの関係をゴシップ紙に売ったと誤解したロッコは、 冷酷にも彼女を捨て去った──彼の子を身ごもっていると知らずに。 1年半後、再会したロッコに誘惑され、アンバーは熱い夜を過ごすが、すぐに深く後悔する。彼から愛人になるよう命令されたのだ!
アニーは経営学を学ぶ23歳の大学院生。母が務める会社の社長の息子に憧れ、いつかは彼とカップルになることを夢見ていた。ところがイブのパーティの夜、彼女はヤドリギの下で副社長のミッチにいきなりキスをされ、これまで感じたことのない興奮を覚えて愕然とする。なんて無礼な人! でもなぜか彼の顔が頭から離れず……。
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- 頁数
- 384頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年12月05日
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- 定価
- 1,029円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年11月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-74412-8
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- 書籍番号
- XVB-12
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SOPHIA
『再会のクリスマスから 』--10年の歳月は二人の愛を消すことなくキアとロウィーナの運命は再び交錯し、障害を乗り越え、家族の絆を取り戻す、ほほえましい物語。そして『届かなかったプロポーズ』のロッコとアンバーは再会した途端、お互いの情熱を隠し切れない。過去の傷を癒し、愛を再確認します。最後の『イブの口づけ』はミッチとアニーが、すれ違う思いを周囲の温かい励ましに支えられ愛を成就させる話。ほのぼのとしたクリスマスの奇跡のストーリー。
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モニター
豪華作家陣の飽きさせないストーリー三本立てです。表紙も可愛い! 子供たちが表紙になることは珍しいのではないでしょうか? 私は三人のヒーローのなかではキアが優しくて一番好きです。『届かなかったプロポーズ』のヒロインのアンバーと姉のオパールという名前もひねりがきいていていいと思います。
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ななる
ヤドリギの下では男性のキスを拒めないため、アニーは敬遠したいミッチと『イブのくちづけ』を交わし、それをきっかけに彼を意識することに。真面目なアニーを揺さぶるようなミッチの世慣れた狡猾さが、中盤まで好きになれませんでした。胸を締めつけられるような波乱含みの他二作から順番に読んだせいか、アニーの戸惑いが初々しくデザートのような味わい。ヒロインたちが家族揃ってクリスマスを楽しむ未来が見えるアンソロジーです。
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モニター
3作ともヒーロー、ヒロインのすれちがいにときどき切なくなりつつもハラハラしながら読みました。ハッピーエンドになってよかったです。
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モニター
最初の2作品は子供がきっかけで家族になるお話と、3作目は長年の片思いを実らすためにヒロインを落としにかかるヒーローのお話です。1冊に3話も入っていてクリスマスプレゼントのようです。
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きょんきち
やっぱりChristmasはhappyなエンディングが似合う!
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラマーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人とのつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的に描く独特の作風を生み出すもとになった。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。