ハーレクイン・シリーズ
記憶の闇のむこう
病室で目ざめたクレアは、自分が記憶を失っていることに気づいた。名前だけは手首の名札でわかったが、それ以外はなにも覚えていない。そこへ夫と名乗るハンサムな男性マットが現れ、クレアは、自分が強盗に襲われて頭に怪我をしたのだと知る。その後、レストランチェーンを経営する夫の広大な屋敷に移った彼女は、手厚い看護を受け、順調に回復していった。だが、優しい夫と快適な生活に、なぜか不安を感じていた。彼の発言や態度にはつじつまが合わないところがある。私たちはいったいどんな夫婦だったのだろう?疑問を抱く彼女に、マットはようやく重い口を開いた。「結婚生活はとっくに破綻して、僕たちは別居していたんだ」破綻? 別居? 思いがけない言葉に、クレアは呆然とした。しかし、それはこれから始まる悲劇の幕開けにすぎなかった……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年12月20日
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- 著者
- メッツィ・ヒングル
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- 訳者
- 岡聖子
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- 定価
- 628円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-76205-4
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- 書籍番号
- HR-205 (初版D-936)
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- ミニシリーズ
- 記憶をなくしたら
読者レビュー
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ウォールデンブックスのベストセラーリストに登場し、アメリカロマンス作家協会のゴールデンハート賞やロマンティックタイムズ誌の、日本で言う〝ベストヒーロー賞〟を受賞。結婚二十年以上の、四人の子を持つ多忙な母でもある。執筆に専念するため、ビジネススーツを売り、広報の仕事と慌ただしいホテル暮らしをやめた。愛とロマンスの力、そしてハッピーエンドを信じ、それらを作品の中に表現し続けている。