ハーレクイン・シリーズ
20歳になったベサニーは、公爵家のロバートから求婚される。 「結ばれない男を想い続けるのはやめて、僕の妻にならないか」と。 そう、ベサニーの想い人は、叔父のデイヴィッド・ウォーレン。 イタリアで放蕩貴族のように暮らす叔父に慈しまれたベサニーは、 結婚できないとわかっていても、叶わぬ想いをずっと抱き続けてきた。 ところが、時を同じくして届けられた亡き母の遺言により、 ベサニーは、デイヴィッドとの間に血縁関係がなかったことを知る。 「最後にもう一度自分の気持ちを確かめてこい」と、ロバートからイタリアへ送り出されたベサニーは、デイヴィッドに想いを伝えた。 きっと彼も同じ気持ちでいるはず──ベサニーはそう確信していたが、 デイヴィッドは「きみはロバートと結婚しろ」と言い……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年12月20日
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- 著者
- アン・ウィール
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- 訳者
- 井上絵里
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年12月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13121-8
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- 書籍番号
- R-3121
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80年代の作品でありながら最近では類を見ない斬新さが魅力です。婚約者と憧れの彼との間で揺らぐヒロイン。ハーレクインのツボはしっかり押さえつつ、ソープオペラ的展開には思わず息を飲んでしまいます。貴族階級ならではの描写にうっとりさせられたり、ロイヤルファミリーの挿話にはほろりとさせられたり、最後まで感心しっぱなしでした。既刊の後編を抜きにしても十分楽しめます。【ベティバー】
《編集部より》後編にあたる『金色のベッドの中で』が11/20にハーレクイン・セレクトより再版されています。ぜひ、続けてお楽しみください! -
るな
主人公のべサニーは二人の男性の間で心が揺れます。舞台がイギリスということで読む前から心が躍ってしまいました。べサニーは私が思っていた方と違う男性を選びましたがそれも間違いではなかったと思います。ただ選ばれなかった男性の心を思うとちょっと悲しくなりました。
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モニター
ヒロインがヒーローに求婚されたことをきっかけに、愛や結婚など自分の気持ちに向き合っていく心情が詳しく書かれていました。ヒーローのヒロインへの愛情や懐の広さがすごいと思いました。ぜひ後編の「金色のベッドの中で」を読んでみたいと思いました。
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モニター
なんと、今回の作品は幻の前編だったんですね。可愛らしいべサニーが叔父のデイヴィットに恋をして、その後ロバートから求婚されるなんて本当にすごい。二人ともお金持ちなので、ロンドンやイタリアにサッと行けるのは羨ましいです。また、舞台は素敵に表現されていてさすがアン・ウィール。べサニーの生い立ちは複雑ですが芯のある女性なので二人に対する決断は納得しました。早速『金色のベッドの中で』を読みます!
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まさりん
幼い頃からあまり幸せでなかったベサニーをイタリアへと連れ出してくれた叔父のデイヴィッドと、花婿候補No.1と言われる公爵家のロバート、どちらを選ぶのかと、ドキドキしながら読み進めました。終盤、あっという間に進んでしまったので、ちょっぴり物足りない感じもしましたが、後編もぜひ読んでみたいと思いました。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
年上の義理の叔父に惹かれながらも、迷いながらもヒーローを選ぶヒロインの潔い決断に心動かされました。なかなかしっかりしたヒロインに感動です。実はヒロインを突き放しつつも愛していて手放した叔父にも感動しました。かなり前に発売された後編「金色のベッドで」読みたくて思わず買ってしまいました。その後の叔父とヒロインがどうなるか続編も楽しみです。まだ読めてません。うるうる。(神奈川県・専業主婦・なんちゃん373)
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
主人公の女性が、公爵に求婚されたり、血縁関係の無い叔父への想い等、ラブストーリーに好感がもて、大変良かったです。全てとても良かったです。これからも頑張ってください。
ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることも多々あったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。