ハーレクイン・シリーズ
継父にレイプされかけた過去を引きずるサラは、 24歳の今もデートすらしない世捨て人のような暮らしを送っている。 それでも密かに一途な想いを捧げる男性がいた。 兄の親友で裕福な牧場主のウォフォード・パターソン──ウルフだ。 ところが、なぜかウルフはサラを敵視し、 出くわすたびに心ない言葉を浴びせかけてばかり。 そんなある日、サラが馬に乗って草原を全力疾走していると、青ざめたウルフが現れ、彼女を無理やり鞍から引きずり下ろした。 無謀な行動を罰するような激しいキスのあとの言葉に、彼女は凍りつく。 「やはり君は、うぶなふりをして僕をたぶらかす魔女だったんだ!」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年12月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年12月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80082-4
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- 書籍番号
- PS-82
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- ミニシリーズ
- ワイオミングの風
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みどりん
過去に心に傷を負った2人が少しずつ距離を縮めていく様を楽しみながら読みました。ウルフの容姿を思い浮かべながら自分をヒロインのサラに置き換えて読むと楽しさが倍増。心に響く一冊でした。
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かおる
かなりのボリュームにもかかわらず一気に読み終えました。ヒストリカルから現代ものまで守備範囲の広い著者ですが、時勢に沿ったアイテムをすんなり吸収する作品の進化ぶりに驚かされました。いつもの通り誤解の得意なヒーローの、予想と期待を上回る暴走ぶりですが、改心したのでヒロインに免じ大目に見てあげましょう。後半のデレ具合がいい感じです。
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モニター
過去のトラウマに縛られ、精神的に不安定な二人。とってもピュアで情熱的なのに言葉の足りない二人の恋愛はまるでティーンエイジャーのようでした。ただそれは精神面だけで、大人の関係になるのが早い! とにかくじれったかったです。個人的には胸毛が苦手なので時折読了できないんじゃないかと挫折しそうになりましたが最後はほのぼのした気持ちに。シリーズの前3作を読んでいないので途中誰かよくわからない名前が出てきたので少しついていけませんでした。〈ワイオミングの風〉シリーズを読んでいたらもっと楽しめたかもしれないですが、読んでいなくても大丈夫なように仕上がってました。
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きらきら
二人の男女がお互いに心に深い傷を持ちながら、何故か惹かれあっていき、二人の愛には色々な問題、葛藤がありましたがそれを乗り越えて幸せになれて良かったです。一気に読んでしまいました。
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モニター
過去に受けた仕打ちで心に深い傷をもつ二人が、本当は惹かれあっているのに攻撃しあったり自分を責めてしまう過程がもどかしくもあり、ドキドキでもあり。そこへサスペンス的要素が入ってくる展開は本のページをめくる手が止められませんでした。最後の最後までドキドキの展開でお勧めの作品です。
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モニター
〈ワイオミングの風〉シリーズは初めて読みましたが、他のものを読んでいなくても十分に楽しめました。ヒロインとヒーローがそれぞれ異性に対してのトラウマと、相手への誤解を抱いている中で、ふとしたことで一気に距離を縮め、またその中で過去と対峙し、今ある真実を見つけ誤解を解いてハッピーエンドへと繋がっていく枠組みがあるなかで、ヒロインはネット上の本名も知らない相手に心を開き、悩みを打ち明けて共感し、自分を見つめ直す機会を作るといった、目の前の現実から距離をとってネット社会に傾倒した現代の現実に増えがちな若者の生き方をしています。王道的な流れと現代のコミュニケーションツールを融合させ、また、広々とした世界観を利用して恋愛要素やサスペンス要素等多くの内容を含んだ読み応えのある作品だと思います。ヒロインのお兄さんの恋の続編も楽しみです。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
久しぶりの大作でしたが最高でした。この作家さんの作品は大好きですが今回も読みながら涙し感動が終わらずもう何回読んでもいいです。(長野県・パート・まりまま)
シリーズロマンスの世界で今もっとも売れている作家の1人。総発行部数は4200万部を超え、各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。