ハーレクイン・シリーズ
キャサリンの弟は無類の博打好きだった。借金に借金を重ね、 屋敷を無断で売り払い、とうとう姉の名前で金を借りてしまった。 2週間以内に5000ポンドを返せなければ、私は投獄される! 途方に暮れるキャサリンは、弁護士から思いもよらぬ助言を受けた。 “死刑囚と結婚すれば借金は帳消しになる” その法律を逆手にとって、死刑囚と形だけの結婚をすればいいという。 年老いた貴族の愛人になるくらいなら、そのほうがましかもしれない……。 キャサリンは同意し、監獄で髭ぼうぼうのむさ苦しい男と対面した。 ブラック・ジャック・スタンドン。追いはぎの首領だ。 けれど、手枷を外された男が髭を剃って身なりを整えると、 そこには優雅な物腰の目をみはるような美男子が現れた。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年12月05日
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- 著者
- ルイーズ・アレン
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年11月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33225-7
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- 書籍番号
- PHS-125 (初版HS-366)
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モニター
ヒロインが、弟の借金のために死刑囚と結婚しなければならない悲劇的な状況にいて、自分がどうなろうとヒーローの無実を証明しようと奔走する素晴らしい女性で、ヒーローが一目で惹かれるのも分かります。身分・財産に引け目を感じているヒロインに、結婚を続けようとするヒーローと、冷たく思えた父も、ヒーローを思ってのことで、財産のないヒロインを認める良い父親、ヒロインに親切な兄思いの弟に囲まれて、癒されます。
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ミルクモッチョム
弟の借金のために、死刑囚と結婚する事になったキャサリン。しかし、その死刑囚は事情ありの優雅な美男子! キャサリンならずとも、ドキドキしないわけはありません♪ ニコラスの大人な魅力もバッチリ。2人の距離感も自然でいい感じです。ゆったりとした気分で物語を読み進められました。ただ、タイトルに少し違和感が。絶体絶命…確かにそうだけど、違う展開を想像していました。
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モニター
コミックを読んだことがありましたが、絞首刑のシーンや公爵邸に向かう時などキャットと一緒にハラハラしましたが、それよりニックとキャットの心の動きや、公爵様との会話など家族の関係も読みどころだと思います。二人を応援する周りの紳士方もとても素敵で、読後に幸せな未来が想像できました(一人を除いて…)。
物心ついたときから歴史に興味を抱き、8歳のときには3ページの歴史小説を書いた。地理と考古学の学位を持ち、特定の風景や場所から、小説を書くインスピレーションを得ることが多いという。とくにヴェネチアやブルゴーニュ、ギリシアの島々からはこれまでに多くのアイデアが生まれた。ヒーローのモデルにもなる最愛の夫とイングランドのベッドフォードシャーに在住。友人とフランセスカ・ショー名義での共著も多数ある。