ハーレクイン・シリーズ
冬の白いバラ
ジュディは5歳の娘を伴い、6年ぶりにロンドンへ戻ってきた。 もう二度とここへは戻ってこないと思っていた。 かつて愛し、結婚まで誓ったロバートとの破局を思い出すから。 身も心もずたずたになった彼女を絶望の淵から引き上げ、 結婚を申し込んでくれたのは、ロバートの兄マイケルだった。 夫亡き今、ジュディは裕福な義実家に戻るよりすべがなかった。 当時から苦手だった義母が迎えに来ているはずだが── 「ジュディ」男の低い声が名前を呼ぶ。ジュディは凍りついた。 振り返らなくてもわかる。忘れもしないこの声は、ロバート。 娘エマの父親はマイケルだと思い込んでいる、かつての恋人……。
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年12月20日
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- 著者
- アン・メイザー
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- 訳者
- 長沢由美
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年12月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90377-8
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- 書籍番号
- K-367 (初版R-23)
イングランド北部の町に生まれ、現在は息子と娘、2人のかわいい孫がいる。自分が読みたいと思うような物語を書く、というのが彼女の信念。ハーレクイン・ロマンスに登場する前から作家として活躍していたが、このシリーズによって、一躍国際的な名声を得た。他のベストセラー作家から「彼女に憧れて作家になった」と言われるほどの伝説的な存在。