ハーレクイン・シリーズ
“クリスマスに必要なものを大至急家に届けてくれ”ソフィーは億万長者マックスの無茶な依頼を引き受けるはめになった。大切な行事をすべて人任せにするなんて! あきれながら脚立にのって玄関の飾りつけをする彼女の前に、突然帰宅したマックスが現れ……。
ジェニファーは医師の夫アレックスと結婚し、4人の子供に恵まれた。慌ただしい日々を送っているものの、いまだにアレックスの妻への愛情深さは申し分ない。でも、彼女は夫に言えない秘密を抱えている。やがて、その秘密を最悪の形で告白する日がやってきた。
クリスマス間際、ボスのリュックから出張への同行を求められ、秘書のアメリアは驚いた。不動産業界で頭角を現す彼には休暇など関係ないらしい。買収交渉に赴いたスキーリゾートで、さらなる驚きが待っていた。憧れのボスと同じ部屋に泊まることになったのだ。
子爵のシンクレア卿――愛しながらも別れざるを得なかった人。未亡人のキャロラインは重要なことを伝えるべく、6年ぶりに彼と会った。だが、いまだに裏切りを許せない彼は彼女を責める。父親の借金のため、怪物のような伯爵と結婚するしかなかった事情も知らず。
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- 頁数
- 384頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年11月05日
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- 定価
- 1,284円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年10月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80833-2
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- 書籍番号
- X-33
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はんな
クリスマスにふさわしい、愛のこもった一冊。ロマンス小説なので官能的な部分は控え目ではあるが、それでもドキドキが止まらないロマンチックなところは海外小説ならではだと思う。5つの短編集になっていて、それぞれが全く違うストーリーなのにクリスマスというテーマでしっかりまとめられており、読みやすいのもよかった。
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モニター
今年のクリスマスストーリーはバラエティーに富んだ5つの物語でした。寝る前にどれにしようか選ぶのが楽しかったです♪ 全部読めるかな? と思いましたが、サクッと手ごろな短編からちょっと長めの物までその日の気分で選びました。クリスマスの家庭的な雰囲気ならキャロル・モーティマー、刺激的なホットならキャロル・マリネッリとアニー・バロウズ、上司と2人きりのクリスマスを楽しむならメイシー・イエーツ、ちょっとスリリングで動物と心温まるストーリーならアン・スチュアートがオススメです♪
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モニター
クリスマスを題材にした五つのストーリー。1冊で5人の作者の話を読めるのはお得感があります。どの作品も愛溢れるラストで「クリスマスの奇跡」を感じられます。短編なので、人物の葛藤描写が少なめでしょうか。『聖夜の贖罪』などは「怪物のような伯爵」の怪物ぶり描写があったらより「奇跡」を感じられたと思います。その辺りは想像で補いましょう!
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sara
日頃ついつい好きな作家さんやジャンルのみ買い集めてしまう私ですが、クリスマスストーリーはいつもと違う作家さんやジャンルとの新たな出会いを楽しみに読むことに決めています。今年も様々なテーマのお話がバランスよく収められていました。家族や大切な人と過ごす海外のクリスマス。読後にあたたかい気持ちになれる1冊です。
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I.S
クリスマス嫌いの億万長者がヒーロー。ヒロインがムードに流されてしまわない、それどころか依頼主の相手を投げ飛ばすといったシーンがあるし上からの有無を言わせぬ口調でも自分の意見を口にするので、少しハラハラする場面も。クリスマスの温もりも伝わってきました。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
『クリスマス嫌いの億万長者』:とにかくヒロインが可愛い。ヒーローとのかけ合いもおもしろかった。『ドクターの意外な贈り物』:素晴らしい夫婦愛が描かれている。嫉妬(24年以上一緒にいるのに)しているヒーローもいい。(OL)
1978年にデビュー以来、実に150作以上の作品を生みだした。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、作家になることを決意。物語を書き進めていくうちに徐々に主導権が登場人物へと移り、いつしか彼らが自由に物語を紡ぎはじめるのだという。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。
ロマンス小説を書く前から、熱心な読者だった。自分のヒーローとヒロイン作りが楽しめる今の幸運が信じられないという。オレゴン州南部の自然の中で、通りの向かいに住む両親の手を借りながら、夫と幼い3人の子供と共に暮らす。
イングランド生まれ。常に本を読んでいるか、頭の中で物語を作っている子供だった。大学の卒業間際にハンサムな男性と出会い結婚。長年子育てを優先してきたが、自分の頭の中にある物語に興味を持つ人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。