ハーレクイン・シリーズ

サタンと貧しき娘
彼の美しくも冷たい瞳に映る私は、貧しい灰色のシンデレラ……。
バーバラは財布に残るわずかなペニー硬貨を数えて、ため息をついた。工場で働く父がけがをして以来、家計はますます苦しいというのに、ハンサムだが冷酷な実業家と噂の新しい工場主ジョセフは、効率のために、村人たちから仕事を奪おうとしていた。ある日、ジョセフに抗議する労働者の暴動に巻き込まれたバーバラは地面に倒れかけたとき、颯爽と現れたジョセフに抱きとめられる。なんて美しい人。本当に彼が血も涙もない★悪魔/サタン/なの? 一瞬で彼女の心を奪ったジョセフはしかし、この救出劇を利用して鮮やかに暴動を収束させたかと思うと、硬貨をばらまいて人々を侮辱し、豪華な馬車で意気揚々と屋敷へ去っていった。サタンに恋などしてはいけない。そう自分を戒めるバーバラだったが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年11月05日
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- 著者
- クリスティン・メリル
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- 訳者
- 深山ちひろ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-33222-6
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- 書籍番号
- PHS-122
夫と2人の息子、多くのペットとともにウィスコンシン州で暮らす。物心ついたころから作家になるのが夢で、度重なる原稿の不採用にもめげずに努力を続け、初めての著作を刊行した。ポップコーンを頬張りながら映画を見るのが好き。