ハーレクイン・シリーズ
リンゼイに義理の兄ができたのは10歳のときだった。 父の再婚相手の連れ子であるルーカスは17歳の美しい少年で、 実母を亡くしたばかりのリンゼイを優しく気遣い、 周囲から守ってくれた。彼女はすぐにルーカスを大好きになり、 いつしかその憧れは熱い想いへと変わっていった。 そんなとき、突然の悲報がリンゼイを襲う。 事故で父と継母が帰らぬ人となり、兄妹二人きりになってしまったのだ。 あれほど愛情深かったルーカスはなぜか別人のように冷淡になって、 スイスの花嫁学校へ入学するようリンゼイに厳しく迫ってきた。 なぜ私を遠ざけようとするの? ただあなたと一緒にいたいだけなのに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年11月20日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 安引まゆみ
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年11月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42060-2
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- 書籍番号
- PB-160 (初版R-538)
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桜
様々な感情が湧き出てきたお話でした。ヒロインにあまりにも辛辣すぎるヒーローの態度に胸が苦しくなったり(泣きました・笑)、どうするの? とイライラしたり、セクシーなラブシーンにドキドキしたり。ラスト近く、ちょっと詰め込みすぎな印象もありましたがなかなか刺激的な恋物語で良かったです。
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ミント
物語に引き込まれてしまう魅力のある作品です。主人公のリンゼイの立場になって読んでいましたが、世界観もしっかりしており、続きが気になって夜遅くまで読んでしまいました。どんどんと、この世界の中に引き込まれてしまって、読み終わった後にはとても素敵な気持ちになりました。久しぶりに楽しく読むことのできる作品に出会えた気がします。
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モニター
唯一の家族であり絶対的な信頼をおいていたヒーローからのあまりに酷い言葉の数々に、涙を浮かべながら読みました。それでも自分の心と向き合い、最後まで闘うヒロインの強さがすごいです!
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ぴーちゃん
痛いです。ヒーローのヒロインに対する言葉がとっても痛いです。でもそうせざるを得ない理由もちゃんとあって…。わかるだけに一層切ないんです。そんなヒーローを受け止めるヒロインの愛の深さには、心を震わされてしまいました。
1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤めていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。