ハーレクイン・シリーズ
金色のベッドの中で
リズは3年間ともに暮らした恋人と別れ、 傷ついた心を抱いてイタリアのポルトフィノを訪れる。 イギリスの准男爵サー・デイヴィッド・キャッスルが所有するデルフィニ荘に滞在し、その豪奢な金色のベッドに横たわって、 リズは人恋しさに打ち震えながらひとり夜を過ごしていた。 ある夜、前ぶれもなくデイヴィッドが帰宅する。 男性として溢れんばかりの魅力を放つデイヴィッドにリズは激しく惹かれていくが、彼の心にはほかの誰かがいる──。 あるとき彼とともに訪れたロンドンで、リズは偶然その女性に会う。 デイヴィッドの姪で、今は別の男性の妻、ベサニー。 彼女こそ、デイヴィッドが愛する唯一の女性なのだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年11月20日
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- 著者
- アン・ウィール
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- 訳者
- 長井裕美子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年11月05日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90372-3
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- 書籍番号
- K-362 (初版R-589)
読者レビュー
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モニター
思い込みや想像で悪い方に考えがちなヒロインに最初は感情移入できませんでしたが、紳士的な態度のヒーローと少しずつ惹かれ合っていく過程は温かい気持ちになれました。その分、後半のすれ違いは読んでいて悲しく辛かったですが、最終的なハッピーエンドには必要な部分であるのかもしれません。安心して読めるハーレクインらしい作品だと思いました。
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イタリアの風景が浮かんでくるようでぐんぐん引き込まれて行きました。リズの心の描写が過去から未来へと上手く書かれていて、主人公になったように感じる作品でした。12月にはヒーローの過去の作品も刊行との事で、早く読みたいです。【モニター】
〔編集部より〕『金色のベッドの中で』の幻の前編、『片恋』を12/20に刊行します。27年の時を経て完成する2部作にご期待ください!
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ロマンス界を代表する大御所。著名な作家だった曾祖父から物書きの遺伝子を受け継ぐ。新聞記者を経て21歳で結婚後、ロマンス作家として多くの物語を生んだ。ロマンスに関する独自の持論で後輩作家と意見を闘わせることも多々あったが、とても慕われていた。2007年、惜しまれつつこの世を去る。1980年代に書かれた長編は特に人気があり、入手困難のなか世界中のファンが彼女の本を探し求めているという。