ハーレクイン・シリーズ
10歳のとき事故で両親が亡くなり、施設に送られたアン。 しかし、匿名の後援者が学費を援助してくれたおかげで寄宿学校に通えることになり、その後、カレッジにも進学した。 個人的な理由から身元を明かしたくないというその男性を、 彼女は“あしながおじさん”と呼び、長年手紙のやりとりを続けてきた。 文通はいつしか孤独なアンの心の支えとなり、 彼の温かい言葉を読むたび幸せに包まれるのだった。 だが卒業間近のある日、いつものように便箋を開いたアンは、 思いがけない内容を目の当たりにし、愕然とした── 〈君はもう大人だ。この文通が君の重荷になる前に、終止符を打ちたい〉
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年11月05日
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- 著者
- イヴォンヌ・ウィタル
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年10月22日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22394-4
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- 書籍番号
- I-2394
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モニター
あらすじの「あしながおじさん」に色々想像して期待して読み始めました。途中じれったく感じる所もありましたがヒロインの真っ直ぐな思いがとてもよかったです。ヒーローもさすがに大人で誠実で素敵でした。ただ、ちょっと年の差が大きくて気になってしまいました。
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モニター
ヒロインの素直さとヒーローに向ける愛情の初々しさ、ヒーローがヒロインに惹かれつつも歳の差や様々な事で葛藤している姿に一気に読んでしまいました。『あしながおじさん』が好きだった人ならハマる作品です。
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モニター
この作家さんを読むのは初めてでした。うんと年上の男性とうらわかき乙女のお話+やや古風な作風+ドラマチックな展開が大好物の私にとって、久々の大ヒット作でした。結構ショッキングなところもあるんですが、それでも好きだなぁ、このお話。昔、あしながおじさんを夢中で読んだのを思い出しました。これから何度も読み返すお気に入りの一冊になりました。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
“読者を物語にグイグイ引き込み魅了します。”
「現代版あしながおじさん」で、途中いろいろな事がありますが、たぶんハッピーエンドだろうなぁ、と読んでいてて安心感がありました。 -
ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
“どこか懐かしい香りのする純粋な作品に心が満たされてゆく。”
「十八になった君へ」・・第一に純粋な響きのある題名に惹かれました。「あしながおじさん」という、古典的な作品のイメージそのままに、どこか懐かしい、心のどこかに置き忘れていたピュアな気持ちをヒロインが思い出させてくれました。心の支えを失ったときに知り合った年上の男性タークインと、同年代のボーイフレンドのゲーリーとの間で揺れ動くアンの気持ちとせつなさが見事に描かれていました。あしながおじさんの正体と、隠された真実も衝撃的でしたが少女から大人の女性に成長していくヒロインの恋の一途さがあまりにも純粋で魅力にあふれていて心に残りました。(神奈川県・主婦・トリトン)
南アフリカ生まれ。70年代後半から90年代初頭にかけて活躍した作家。独特な雰囲気をもつ南アフリカの各地を舞台に男女の愛のもつれを描いた作品は、今なお絶大な人気を誇る。