ハーレクイン・シリーズ
聖夜に愛して
“愛しているなら、愛人になりなさい”の声が悲しくささやく。
伯母と共に訪れたバースでジョーは、亡き兄の妻を捜している貴族ハルと知り合った。ハルの兄は結婚に反対する父に勘当され、事故死したのだという。まもなくジョーは偶然、ハルの義姉で身重のエレンと親しくなる。困窮していた義姉をハルが別邸に住まわせ、出産の日を迎えるころジョーとハルは互いへの思いをつのらせていた。だが、いまだに長男の身分違いの結婚を認めずにいるハルの父親が司祭の娘との結婚など許すはずがない。ハルも父親の病状を案じ、愛なき 結婚に甘んじようとしていた。彼をこんなに愛しているのに……。ジョーは絶望にうちのめされた。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年12月05日
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- 著者
- アン・ヘリス
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- 訳者
- 高田ゆう
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- 定価
- 954円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-32346-0
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- 書籍番号
- HS-346
読者レビュー
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イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。イギリスではすでに三十作以上の著作があり、うち十数冊はハーレクインのミルズ&ブーン社から刊行されている。