ハーレクイン・シリーズ
捨て子として拾われ、里親の元を転々として育ったリリーは、 笑いの絶えない温かい家庭を築くことを夢見ていた。 彼女にとっての理想の男性とは、すなわち理想の夫。 遊びの恋など、これまでしたことも考えたこともなかった。 だがそんな不器用さが災いしてか、白馬の王子はいまだ現れていない。 ある日、借金返済のために引き受けている清掃の仕事で、 リリーはギリシア人富豪ニック・ゼルバキスの豪奢な別荘へと赴く。 そこで不運にもリリーは彼の恋人に誤解され、結果、恋人は去ってしまう。 困ったわ、どうしよう……。動揺する彼女にニックは冷淡に告げた。 「さっさと支度をしてくれ。今夜のパーティには君に同伴してもらう」
-
- 頁数
- 176頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年10月05日
-
- 著者
- サラ・モーガン
-
- 訳者
- 霜月桂
-
- 定価
- 723円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年09月18日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-13100-3
-
- 書籍番号
- R-3100
-
モニター
とにかく前向きなヒロインに共感しました。太陽のように明るいヒロインが固く覆われたヒーローの殻を少しずつ剥がしていく過程がとてもよかったです。とてもハッピーになれるシンデレラストーリーです!
-
てぃか
愛さないため、恋に落ちないため鉄壁の防御を築いてきたニック。幸せを夢見、前向きに生きてきたリリー。二人とも、本当はただ愛されたいだけなのに、別々の道を選んで進んできた2人。その距離感が切なく、もどかしく、涙をそそるそんな作品です。
-
モニター
初めてハーレクインの作品を読みました。あらすじにもあるとおり、平凡な女性がお金持ちの男性と出会って…という、なかなか古典の王道的なストーリーでした。ヒロインもヒーローも、お互い「家庭」に恵まれていなかったため、一方は憧れを抱き、一方は忌避感を感じている。お互いの理想とは程遠い一見チグハグな二人ですが、お話が進んで心が通じ合って行く様は読んでいてドキドキするものがありました。ただ、初めて読んだもので濡れ場があることを知らなかったもので…衝撃を受けました。基本的には王道ハッピーな感じで安心しながらドキドキして読めると思います。
-
モニター
ハーレクイン小説を初めて読ませて頂きました! 1時間ほどで読んでしまいました。2段になっているので読みづらいのでは?と思ってましたが、字の大きさがちょうどよかったです。裏表紙のあらすじはもう少し含みを持たせると良いと思います。小説の中身については、いつ、どこで何が、どうしたという部分が少し雑だったかなという印象を受けました。また、買ってみようと思います。
-
Luckygirlemmy
女性ならば、今まで苦労をしてきたとしても、目の前に白馬の王子様が現れて、愛する人の腕に抱かれて永遠の愛の約束を交わしたいという願望を誰しも心の奥底に秘めているのではないでしょうか? リリーは恋に恋してしまう性格で一夜限りの関係を結べるほど心がタフではないが、会社経営者のニックはクールでおとぎ話に懐疑的なプレイボーイ! ギリシアの灼熱の太陽と燦燦ときらめく海を舞台に、運命の恋が幕を開ける!
-
レビューキャンペーン
3100号記念号にふさわしい、切なく、愛らしく、マシュマロの様なラブストーリー。常に愛に傷ついてきたヒロインがどうやってヒーローの頑なな氷の心を溶かしていくのか…? 一気読み確実の一冊です。《ねこ》
-
レビューキャンペーン
苦労して生きているリリーと大富豪・ニックとの出会いは最悪なようでそうでもない感じ。まったく違う環境で育ち、当然考え方もまったく違いますが、なぜか惹かれるふたり。ニックのリッチな生活を目の当たりにし、ともに行動してもリリーは自分らしさを失わず、思ったことを実行する女性です。かっこいいです。ニックが過去との折り合いをつけるためにリリーは心をくだきます。記念号にふさわしい、ロマンスたっぷりの1冊でした。《aiai》
-
高見川順子
愛に恵まれないリリーは、ニックに見出され、シンデレラの階段を上りつめる。心が豊かになって洗われた気分になりました。ハンカチ無くしては読めません。サラ・モーガンさんの罠にかかりました。
-
レビューキャンペーン
里親を転々して育ったヒロインですが、いつも希望を胸に前向きに生きています。そのヒロインに影響されてヒーローが少しずつ変わっていくところがすごくよかったです。読み終わった後にほのぼのとした気持ちになれます。
-
レビューキャンペーン
ロマンス小説の世界はおとぎ話でしかない、しかも今回はシンデレラストーリーだし……と思って読み始めましたが、ニックとリリーの会話はカフェの隣の席で話していてもおかしくはないようなリアリティがあります。完璧なヒロインだと親近感を覚えにくいものですが、機械オンチだったりと弱みがあるのがかわいいです。後腐れのない関係にぴったりの男性を選んだつもりなのに、お互いに惹かれていくさまが生き生きとした会話を通して伝わってきます。読んでいて前向きになれる、記念号に相応しい素敵な一冊です。《鳥子》
-
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
ヒーローやヒロインの内に秘めた思いがよく書かれていて、読み返すとドキドキする作品です。幸せな結婚を夢みるヒロインの気持ちが込めれていて、最後は願いが叶う展開がとても気に入っています!(埼玉県・派遣社員・サンゴ)
-
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ヒロインが素敵”
ヒロインの前向きで一生懸命な姿勢が読んでいてとてもすがすがしく良かったです。やはり魅力的なヒロインでないと感情移入できませんから !!(千葉県・ゆうたん) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“爽やかな読後感”
苦しい経験をしてもなお明るさを忘れずに生きているヒロインのひたむきさと、そんな彼女に良い影響を受け変わっていくヒーローの爽やかな姿に好感が持てたため(兵庫県・主婦・シフォンのママ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ハイテンポかつ軽やかに予想外に発展するピンポン玉のような会話の妙”
ヒロインの、辛い過去の境遇からは想像できないほどの、あっけらかんとした明るさと、ヒロインのびしょ濡れ下着姿を見ても眉ひとつ動かさない冷静なヒーロー。テンポのいい会話は読んでいて爽快。ドキッとする発言をするわりには純情なヒロインの、嫌味のない性格が好感度大で、ニヒルだけど、裏表なく、決めてほしいところでは確実に決めるヒーローの安定のカッコよさも素敵でした。間違いなく、下半期のベストです。 (千葉県・会社員・maddy) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
ヒロインが最高に素敵です。ちょっとやけになっているヒロインの発想や表現がとにかく面白い! 途中でやめるのがもったいなくて一気に読んでしまいました。求めるのは体の関係だけと言っていたヒーローがすっかりヒロインのペースに巻き込まれているのがなんとも言えません。よくあるパターンの作品に思えるのに、この作者が描き出す世界は一味もふた味も違う新鮮な作品となっていました。最高の一冊です。是非この作品を押したいと思います!(クローバー)
-
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“元気になる作品を生み出す作家”
サラ・モーガンさんの作品が好きで、よく読ませて頂いています。この作品は、とにかくヒロインが前向きで、太陽の様に明るくて、こんなヒロインの傍にいるとヒーローも楽しくて癒されるだろうなぁと思いました。ヒーローがヒロインによって変わっていくところが良かったです。(埼玉県・ケアマネジャー・のりちゃん) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“傲慢な大富豪の深い愛に溺れる一冊。”
3100号記念だけあって、熱くて深い、読み応えのある一冊でした。ヒロインのドジっぷり、笑えて、微笑ましく、こんな風にヒーローに愛されたいと乙女心、キュンと鷲掴みされました。(東京都・ねこ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ロマンス小説のスペシャリスト”
ヒロインのつらい過去。苦労して生活をしているリリーと恵まれている大富豪・ニックとの出会いは最悪なようでそうでもない感じ。まったく違う環境で育ち、当然考え方もまったく違いますが、なぜか惹かれあうというのは、ロマンティック。ニックのリッチな生活を目の当たりにし、ともに行動してもリリーは自分らしさを失わず、思ったことを実行する女性。ニックが自らの過去との折り合いをつけるためにリリーは心をくだきます。人の心の扉をあけるのには勇気も必要。愛があれば大丈夫と思いたいけど、お互いの気持ちがないと愛は成就しません。記念号というわくわく感いっぱいで読みましたが、ふさわしい作品だと思います。(神奈川県・主婦・aiai) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
ポジティブなだけでなく、心優しいヒロインとシニカルなヒーローとのやりとりについニンマリ・・・ヒロインの友人にも幸せになってほしい。
-
ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
出合いからして、シンデレラだったが、お互いに愛情もみつけれてよかった。読んでみて幸せになれました。サラ・モーガンさんに会いたい。サラ・モーガンさん応援していきたいです。(16才・高一)
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。