ハーレクイン・シリーズ
侯爵の愛人
愛人契約は、一生に一度の無謀な冒険。
永遠に続かなくてもかまわない。
エマの父は賭博で負け、地所を奪われたあげく非業の死を遂げた。 弟は行方知れずになり、母も寝ついてしまった。 災いの元凶はリザム侯爵……。 けれど友人のコンパニオンとしてどうにか暮らせるめどがついたころ、 エマの前に現れたリザム侯爵は、呪わしい悪党などではなく、 とびきりハンサムで魅力的な人物だった。 そんな彼に、愛人にならないかとからかわれ、エマは憤慨した。 なんて恥知らずな人なの! ところが、友人がトラブルに見舞われ、エマは職も住まいも失うはめに。 もはやどうすることもできず、侯爵の愛人になるほか道はなく──
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月05日
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- 著者
- アン・ヘリス
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- 訳者
- 辻早苗
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33221-9
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- 書籍番号
- PHS-121 (初版HS-348)
読者レビュー
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レビューキャンペーン
ヒロインは優雅で落ち着きのある令嬢、ヒーローはハンサムで申し分のない紳士なのに時々自分の中の小悪魔が騒ぎ出す…そんな二人は仇同士として出会ってからお互いにどんどん惹かれていきますが、いろいろなハプニングが起こり、なかなかお互いの気持ちが確かめられません。そんな中でヒロインのゆるぎない愛がやがてヒーローに届き、ヒーローもヒロインへの深い愛情を自覚するのですが、そこからでもまだ…。ラストの二人はそれまでのすれ違いを補うように甘々で、読んだこちらのハートも幸せな気分になりました。ヒストリカルが好きな人はもちろん、そうでない人にもお勧めの作品です。《みきみき》
イギリスはケンブリッジに住んでいるが、冬のあいだは夫とともにスペインのジブラルタル海峡に面したマラガのリゾート地で過ごすことが多い。青い海の白い波頭を眺めながら、涙あり笑いありの、ロマンチックな恋物語の構想を練るという。