ハーレクイン・シリーズ
男爵令嬢のエドウィナは少年に変装して家から逃げだした。 不気味な老伯爵との縁談を、絶対受け入れられなかったから。 だが世間の風は冷たい。所持金をすべて盗まれたうえ、悪人の手に落ち、 ロンドンの路地裏でスリをはたらかされるはめになってしまった。 ある日、偶然出会った立派な身なりの紳士アダムに救い出された彼女は、 ほっとして自分が女性であることを告白した。 すると、驚いた様子のアダムに意外な話をもちかけられる。 「しばらく僕の屋敷に滞在して、ある仕事をしてくれないか?」 伯爵位を継承したばかりだという彼から真剣な顔で頼まれ、 一抹の不安を覚えながらも承諾したエドウィナだったが……。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月05日
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- 著者
- ヘレン・ディクソン
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33220-2
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- 書籍番号
- PHS-120
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クローバー
数ページ読んだだけですぐ引き込まれました。もう途中でなんかやめられません!! このヒロインは残酷な運命にもて遊ばれているようですが、芯が強く、純粋で優しく愛情あふれ、そして行動的です。こんなヒロインを神は見捨てませんね。“素敵なヒーローに出会わせてくれてありがとう”という感じです。
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モニター
引きこまれました。エドとしてアダムと出会い、一人の女性として向き合うエドウィナ。惹かれあうふたりですが、エドウィナの出自を知り、家に戻すアダム。二人には見えない糸でひかれたような出会いだったようです。無関係ではありませんでした。アダムの探し人。エドウィナとアダムのロマンスだけではなく、アダムが探している少年との家族愛、いろいろつまっていました。なかでもエドウィナの行動力には、目を見張るものが。すばらしいヒロインでした。面白かったです。
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エレオノール
ロンドンの路地裏で出逢った2人--人捜し中のヒーローと、貧民街で必死に生きる少年に扮したヒロイン。史実・表と裏社会や、感情がダイレクトに伝わってくる会話のやり取りが、映像やお芝居を観ている or リアルに自分も関わって(巻き込まれて?!)いるように思える程の、間延びのない完璧な文脈で語られていく…。中盤の連れ戻されたヒロインと後見人である叔父との憎しみに満ちた再会あたりから目眩く展開に。ヒーローの過去を知ったヒロインの大胆な行動…愛ゆえに。終盤までドキドキなヒストリカル・ラヴ、読後爽快! オススメです☆
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モニター
おもしろかったです。出だしから話にテンポがあって、先が気になり、あっという間に読みました。どんどんストーリーにハマっていきます。最初は、少年の格好をしている、というところに惹きつけられましたが、読み進めるうちに、複雑な事情などのストーリー展開に引き込まれていきました。読み応えがあります。エドウィナとアダムの二人も魅力的だけど、二人を取り巻く人々も個性的で気になります。イキイキとした登場人物と、読み応えのあるストーリーで、最後まで退屈せずに読める話でした。
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レビューキャンペーン
あらすじを読んでとても惹かれました。男爵令嬢なのに路地裏でスリ? 引っかかって買いました。読んでいくとエドウィナとアダムは両方が知っている家系であるのになかなか誰であるか二人は知らないので知ったとき面白かったです。でも惹かれあっているのになかなか素直ではないし、途中で自信満々の変な女が出てくるし。脅されたりするけど最後もいい終わりかたなので良かったです。
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レビューキャンペーン
エドウィナが少年に変装して逃げ出した、という本のあらすじにひかれて購入しました。エドウィナの行動力とアダムの関係がどうなるのかとドキドキしながら一気に読みました。ヒロインやヒーローの周りにいる登場人物もとても素敵で、家族の大切さを考えさせられました。
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レビューキャンペーン
女性が逆らうことは難しい時代に、縁談が嫌で家を逃げ出し、女性だと危険だと思い、髪を切り少年の格好をし、生き抜く術を身に付けていくヒロインの勇気がすごい! いつも傲慢なヒーローが、抜け出したヒロインを一晩中探してボロボロになるところが可笑しく、その間にヒーローのお株を奪うような救出劇を実行するヒロインに乾杯!
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レビューキャンペーン
男装の麗人というだけでも魅力的。その上ひどい運命にもかかわらず強く生きるヒロインの姿はとっても魅力的でした! ヒーローも優しくてとても素敵。私にとって久々のヒット作品で、最後まで一揆に読み干しました。ぜひ手にとってほしい1冊です。
イングランド北東部サウス・ヨークシャーの緑豊かな土地に、30年以上連れ添う夫とともに住む。自然をこよなく愛し、読書や映画鑑賞、音楽鑑賞が趣味で、とりわけオペラに目がない。調査のために図書館で何時間も過ごすこともあるが、想像と史実の絶妙なバランスがいい物語を生み出すと語る。