ハーレクイン・シリーズ
23歳、独身、ロンドン在住。職はなく、住む家も追われた。 生後10カ月の双子を抱え、ケイティーはいよいよ困窮していた。 彼がいてくれたら……と願わずにいられない。叶うはずもないのに。 1年半前、ケイティーはギリシアの大富豪アレクサンドロスと出会った。 ひと目で惹かれ合い、しばらく情熱的なときを過ごしたが、 ケイティーが愛を告げると、彼は冷たく拒み、去ったのだった。 やがて妊娠に気づいたケイティーは、手紙を書き、電話をかけ、 なんとか彼に伝えようと試みたが、想いは届かないままだった。 そんなある日、事は最悪のかたちで当人の知るところとなる。 ケイティーの親友が、ゴシップ紙にすべてを暴露したのだ!
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年10月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90364-8
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- 書籍番号
- K-354 (初版R-2242)
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hisui
“愛している”と自覚できないままジレンマに苦しんだとしても、“愛している”と気づいた時には、ちゃんとそれを伝えることがどんなに大切で、幸せになるため、あるいは前に進むためには欠かせないのだと今さらながらに気付かせてもらいました。読み終わったあとはほっこりと温まりました。
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ねんねこ
愛していると告げる元妻。同じ言葉でケイティーから離れていったアレクサンドロス。10ヶ月の双子をかかえたケイティーはたいへんだったと思う。二人の恋は運命だったと思う。リン・グレアムの愛の紡ぎ方には魅了される。
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レビューキャンペーン
惹かれあい、情熱的な時間をすごし、シングルマザーとなったヒロイン。健気な彼女と対峙していく自分勝手なヒーロー。リン・グレアムならではの魅力的な作品でした。
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レビューキャンペーン
ケイティーの性格のよさが光り、逆にヒーロー・アレクサンドロスの傲慢さが目立ちます。ただ理由があってのことでしたが。ケイティーは親友と思っていたリーンに裏切られますが、まだ信じたい気持ちを持ち続けていました。アレクサンドロスはケイティーのその思いを認めます。シークレットベビーものですが、リン・グレアムの魅力全開です。エピローグはやっぱりいいです。お勧めのなかの1冊です。《aiai》
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
切ない。最初はヒーローが冷たい。幸せになってほしい。最後は涙がこぼれました。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。