ハーレクイン・シリーズ
二十歳になったエミリーは、親が決めた相手と婚約するも、 婚約者がよりにもよって自分の姉と恋仲だったことを知る。 みじめな境遇から救ってくれたのは、初恋の人ルークだった。 4年前、彼はエミリーの一途な想いを冷たく拒んだのに、 彼女の恋人を情熱的に演じると、自分の屋敷へ連れ去ってくれたのだ。 もしかして、本当は私を想っていてくれたの……? だがそんな淡い期待は、無残にも粉々に砕かれる。 ルークは、エミリーの父親に深い恨みを抱いていることを明かし、 復讐を遂げるためだけに彼女と結婚するのだと言い放った。 それなら……なぜ妻のように求めるの? エミリーは屈辱に乱れた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年10月20日
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- 著者
- キム・ローレンス
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- 訳者
- 平江まゆみ
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年10月08日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90362-4
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- 書籍番号
- K-352 (初版R-1392)
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hisui
本当は愛し合う二人なのに、誤解やプライドのせいでお互い素直になれず、二人の心情を思うと心が痛いほどですが、ちりばめられたユーモアのおかげで素敵な余韻に浸ることができました。実は『誘惑の構図』を読んでキム・ローレンスの大ファンになり、お気に入り作家の一人なのです。
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レビューキャンペーン
二十歳で婚約するエミリーにふりかかる試練。婚約者が姉と想いあっていたなんて。救ってくれた初恋の人ルークが自分を想ってくれているかもと期待。交わされる会話に強がりや思いやり、いろいろなものが垣間見えて、ストーリーに入りやすかったです。半ば過ぎに待ちうける障害。そのためにルークの元を去るエミリー。障害は愛のスパイスなのかもしれません。エミリーへの家族愛も感じられる展開にほっとしました。《aiai》
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婚約者と姉に裏切られ、さらに救ってくれたと思っていたヒーローにまで心を踏みにじられるヒロイン。傷つきながらも一途で一人でも頑張ろうとしているヒロインが、とっても素敵な女性で共感が持てました。お互い想いあっても通じないって辛いなって思いながら、最後にはハッピーエンドを迎えられて本当によかったです。幸せな二人に出会えた素敵な作品でした。《ナチュラリィー》
イギリスの作家。ウェールズ北西部のアングルジー島の農場に住む。毎日3キロほどのジョギングでリフレッシュし、執筆のインスピレーションを得ている。夫と元気な男の子が2人。それに、いつのまにか居ついたさまざまな動物たちもいる。もともと小説を読むのは好きだが、今は書くことに熱中している。