ハーレクイン・シリーズ
白ワインは罪の味 マイアミで愛して Ⅵ
恋してはいけない相手と、一夜をともにしてしまったら?
ブルック・ギャリソンはバーのカウンターに座り、白ワインを口にした。二十八歳にして初めてアルコールに手を出したのには訳がある。先ほど亡き父の遺言状が公開され、父に隠し子がいたとわかったのだ。大好きだった父が、長いあいだ家族を裏切っていたなんて……。心の痛みを麻痺させようとワインをグラス半分ほど飲み終えたとき、ブルックの目にジョーダン・ジェフリーズの姿が飛びこんだ。ジョーダンはギャリソン家とは長らく敵対関係にある男だ。会うたびに彼に魅力を感じつつも、縁のない相手と胸に言い聞かせてきた。でも、今夜はいいんじゃない?一族の問題など忘れたって。ブルックはワインの力を借りて、大胆にも彼に声をかけた。それがとんでもない事態を引き起こすことになろうとは思わずに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年12月05日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 森山りつ子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51260-4
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- 書籍番号
- D-1260
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- ミニシリーズ
- マイアミで愛して
読者レビュー
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大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長をつとめたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って四人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちに、さまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。