ハーレクイン・シリーズ
真実は残酷に
拒絶されたと思っていた男性からの愛の告白。でも彼女には、それを受ける資格がなかった。
チェーザレは結婚を申し込むつもりでメガンの家を訪れた。何年も胸に秘めてきた思いを、今夜いよいよ彼女に伝えるのだ。彼はメガンが十代のときからずっと愛してきたが、彼女の父親から、娘が二十二歳になるまで待てと言われていた。だから誕生日の半年前に開かれた新年のパーティでは、メガンにうんざりしているようにわざと振るまったのだ。「冗談言わないで!」愛を告げる彼に、メガンはとまどった。嬉しいはずなのに、聞きたいと夢見ていた言葉なのに、信じられない。そんな疑惑も、チェーザレを求め続けてきた気持ちの前に影をひそめ、いつしかメガンは彼の激しい愛撫に身もだえしていた。だが一瞬ののち、彼女はチェーザレから身を引きはがし、唖然とする彼に向かって重い口を開いた。「わたし、妊娠しているの。赤ん坊が生まれるのは七カ月後よ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年07月20日
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- 著者
- ケイト・ウォーカー
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- 訳者
- 柿原日出子
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- 定価
- 704円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 4-596-11864-7
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- 書籍番号
- R-1864
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