ハーレクイン・シリーズ
海賊に贈られた花嫁
ガートルードは、修道院から海賊船の船長へ差し出された。 それがなんであろうと、船長が彼女に求める役目を果たすために。 湯浴みをしていた船長がざばと湯から上がる。黒い毛の奥に隠されているそれが、 まるで彼女に触れようとするかのように伸び、ふくらんで、こちらを指さしている。 目をつぶろうとしたが、できない。船長がガートルードの耳元に口を寄せた。 「その一。海賊は奪う」船長の指が、喉から乳首へとすべっていく。 「その二。海賊は豊かなところから奪う。持ち腐れの宝を狙うんだ」 彼の手が乳房を包み込んだ。熱く、荒々しく。彼女の心臓の鼓動を感じているはずだ。 「その三」彼のささやきが髪をくすぐる。彼の手が、腿の間へ延びる――。 「ああっ、神さま……!」ガートルードの叫びを、船長の熱いキスが塞いだ。
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- 頁数
- 56頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年08月05日
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- 著者
- グレース・ドタール
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- 訳者
- 西間玲
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- 定価
- 275円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-42197-5
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- 書籍番号
- DG-107
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