ハーレクイン・シリーズ
19歳の無学で貧しい清掃員、ビリー・スミスは、 務め先の高級アパートメントで倒れていたギリシア人大富豪ギオ・レトソスを介抱し、求められるまま一線を越えてしまう。 だが彼に情事の相手以上の存在として見られることは決してない。 愛も純潔も捧げつくした哀しき愛人──それがビリーだった。 その証拠にギオは良家の女性と結婚。彼女は姿を消すしかなかった。 ところが2年後、ギオが予告もなしに家の玄関先に現れる。 「離婚したから、君とよりを戻しに来た」と言って。 なんて身勝手なの……。むろんビリーは即座に拒んだ。 足元で無邪気に笑う幼子を、必死にギオの目から隠しながら。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 槙由子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13095-2
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- 書籍番号
- R-3095
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モニター
ビジネスでも成功しハンサムで洗練され家柄も申し分ない、となれば傲慢になっても仕方ないのかも(笑)。逃げ出すしかなかったヒロインが芯の強さをみせたことで妥協を学びはじめるヒーロー。相手のいいなりになることだけが愛ではないんだと改めて感じました。
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ちゃこ
富豪とのまさにジェットコースターのような恋。ページが進むたびに、ドキドキ、モヤモヤ、ヒヤヒヤ、ズキズキ、と心を大きく揺さぶられる展開で目が離せません。二人の関係だけでなく、ヒロインの心の成長にも自分の心が揺さぶられ、最後まで一気に読んでしまいました。実生活で忘れていた恋の様々な感情を体験できた一冊です。
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モニター
とにかく身勝手で冷酷で傲慢な富豪ヒーローです。ヒロインに対し優位な立場を利用し放題で、物語にムカッときてしまいます。どうしてそんなにヒロインを誤解するのでしょう・・。ヒロインの耐え忍ぶシーンが多く、せつない気持ちのままラストまで一気に読めてしまいました。
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モニター
ビリーの母親として、またギオを愛する女性として揺れる気持ちわかります。いつも、より良い道を目指し、努力する姿が健気で、読みながらギオに「あなた他の人と結婚したんだよ?!」とか「あなたの本当の気持ちを認めなさい」と何度叫んでしまいたかったことか。イライラ、ドキドキしながら一気に読んでしまいました。
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“身勝手ヒーローの悔悛”
身勝手な男性が今更ながらの大事なものに気が付いていくさまがリン・グレアムの真骨頂。そしてそれを大きな愛で受け止める女性…ロマンスの最高峰でしょう。(東京都・自営・たっかたっか) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“何回も読みたくなる作品を生み出す作家”
リン・グレアムさんの作品は前からファンでしたが、この作品は特に良かったです。ヒーローがとても傲慢でしたが、それでも愛してしまった弱みで、彼の言いなりになってしまった。そして、彼もそれが当たり前に思っていて、ヒロインにどんな酷い事を言っているか自覚がない。とうとうヒロインが耐えられなくなり、彼の元を逃げ出してしまう。再会して初めて彼は、ヒロインにどんな酷いことをしてしまっていたのかに気が付きます。ヒロインが常に前向きで、過去の事にこだわらずに受け入れていく事に元気をもらいました。ヒーローも育った環境や、事情もあった事で理解できました。これからも、リン・グレアムさんの作品を楽しみにしていますね。(埼玉県・ケアマネジャー・のりちゃん) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
リングレの作品の中でも、私の中ではナンバーワン作品です。傲慢なヒーローとけなげなヒロイン。その上、シークレットベビーと盛り沢山な作品でした。(福岡県・事務職・二匹のお母さん)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“変わり映えのない日常から、極上の世界に招待する”
ヒーローがヒロインに対して傲慢にふるまえばふるまうだけ、誤解したらしただけ、誤解がとけて改心した時のヒーローがかわいらしく思えてしまいます。このヒーローはかつてないくらい傲慢でした。捨てたヒロインに、離婚したからよりを戻そうなんて、どの口が言うかなぁ。しかも陰で努力している彼女にも気づかないし。それに気がついた時のヒーローの落ち込みに、思わず「いい気味!」と思いつつ、ようやく幸せになれるヒロインに涙しました。(北海道・会社員・こっこ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“愛することへの一途さ”
大好きなリン・グレアムさんの作品で、ビリーのギオへの一途さと、ギオのちょっと我儘すぎる傲慢さが変わっていくところが、憎めなくて大好きです。こんな素敵な彼がいたらとロマンスの世界にきひこまれてしまいます。(埼玉ママ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
勝手に見えるヒーローが最後は愛をみせるところが大好きです。(長野県・パート・まりまま)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ロマンス小説の魔術師”
ヒーローの度を越した自分勝手さにあきれましたが、何故か憎めないヒーローでした。それは、ヒロインにメロメロで、おバカな行動をしてしまうから。グレアムらしいダメダメ傲慢ヒーローでした。このあり得ない荒唐無稽さが癖になります。(岡山県・会社員・ポーリン) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“傲慢でも惹かれちゃうヒーローならリン・グレアム”
とんでもなく勝手だけど、どこか憎めない魅力のヒーロー。素直になったら面白さ半減かなーと読みながら思いました。なんか許せちゃうんですよね。リングレアムのヒーローは。(神奈川県・主婦・ミドリ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“実社会では傲慢なヒーローも実はヒロインにメロメロな恋する男性なんですね”
ヒーローの強引さがなかったらある意味話は進まなかったかもしれません。ヒロインも大変だなと思いながらも、二人の成長をやきもきしながらも読み進めていきました。どうなるんだろう、と引き込まれてしまいました。(兵庫県・サービス業・くぅ。) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
主人公の向上心ある生き方に共感しました。ヒーローは傲慢で指を鳴らせばすぐに主人公が自分の元に戻ってくると信じて疑わない人が少しづつ変わっていくところが良かったです。(愛媛県・会社員・リツコ)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“傲慢ヒーローを描く女王!”
呆れ返る程の身勝手さはあっぱれです。ここまでイラつかせてくれる傲慢なヒーローはなかなかいない(笑)!!いい味だしてます。(埼玉県・会社員・まい) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“激しさの中に愛がある”
ジェットコースターに乗ったような勢いで、楽しみながら一気に読めました。激しい中に優しさがあり、主人公だけでなく脇役も魅力的で、心が温かくなるような素敵な作品でした。(和歌山県・natyuraliy) -
ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
何といってもこのインパクト!傲慢さと、愛の深さで選びました。この作品は、一番大切な人を愛人にしたまま他の人と政略結婚し、大切な人に去られた鈍感身勝手なヒーローの話でした。読み進めるうちどんどん腹が立って、読み終わってもヒーローとヒーローの元妻に対して腹立ちが収まりませんでした。あれから数ヶ月たちますが、何冊も読んだ本の中でしっかり記憶しているのがなんとこの1冊。それほど印象深い作品だったんです。最近もう一度読み返し、このヒーローの気持ちもなんとなくですがほんの少し理解できるようになりました。ただただ身勝手で、強引すぎるところはやはり目に付きましたが・・・。その分ヒロインが本当に素敵で、出来た人ですね。別れた後気力をなくしてしまうほど愛されていたヒロイン。ただもっと早く存在価値やその愛に気が付いてほしかったと思います。でもほんわか、すんなり、ホットな作品では、そのときに良かったと思っても、これほど印象に残らなかったでしょう。何度でも読み返して、怒ったり泣いたり、感動したりができる作品です。(クローバー)
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ベストロマンス大賞2015年下半期TOP10
“ロマンス展開の魔術師”
安心してハッピーな気持ちにさせてくれる巧みなロマンス展開(兵庫県・会社員・和。) -
ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
ヒーローが余りにも放漫。ヒロインがけなげでした。最後はいい。
北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。