ハーレクイン・シリーズ
理学療法士のダイアナは、謎めいた依頼を受けた。 コーンウォールにあるペンリス城に隠遁する億万長者のもとに、 住みこみの仕事があるという。報酬は破格だが、 守秘義務は絶対厳守で、雇用期間は無期限。 いったいなぜ、私にこんな依頼が? 気難しいご老人なのかしら? 訝しみながらもダイアナは引き受けると決め、すぐに旅立った。 灰色の古城では、すでに城主エドワードが待ち構えていた。 「きみで4人めだ。最初のは使えず、2人めは2日めにクビ……」 薄暗い城内にようやく目が慣れたダイアナは、思わず固まった。 氷河のような深青い目の若き城主が、彼女を睨みつけていた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月05日
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- 著者
- ジェニー・ルーカス
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- 訳者
- 新井ひろみ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13092-1
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- 書籍番号
- R-3092
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令子
ヒロイン、ダイアナと億万長者が意地の張り合いで惹かれあう過程が楽しく、ダイアナが気持ちを自覚してからは素直に行動するので応援する気持ちになりました。すれ違いにやきもきしましたが、ダイアナのように愛されてみたいと憧れます。
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モニター
導入部分ではヒロインのはっきりしない態度にイライラしましたが、ヒーローと出会って、本来の生き生きとした性格が描かれて、自分の気持ちを大事にするヒロインに共感が持てました。王道のストーリーで安心して読み進められました。読みやすい訳もよかったです。
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モニター
主人公の職業が身近に感じられ、自分にもこのような恋が訪れるのでないかと期待するような物語だった。現実にありそうは話なので気軽に読めた。恋愛ストーリーだが、主人公が仕事に打ち込む姿勢や人間関係における信頼は私の日常生活も啓発された。
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kurobuch
ハーレクイン・シリーズは、ずいぶん前に、ずっと読んでました。久しぶりに、今回の当選で、読むことができ、嬉しかったです。最後がハッピーエンドで終わるのが、いつものパターンではありますが、良かったと思います。また機会があれば、読んでみたいと思います。
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ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
愛を打ち明けたヒロインに冷たく拒絶するヒーローが、後悔してヒロインに尽くす姿に胸打たれます。(長崎県・会社員・きえちゃん)
書店を経営する両親のもと、たくさんの本に囲まれ、アイダホ州の小さな町で遠い国々を夢見て育つ。16歳でヨーロッパへの一人旅を経験して以来、アルバイトをしながらアメリカ中を旅する。22歳でのちに夫となる男性に出会い、大学で英文学の学位を取得した1年後、小説を書き始めた。育児に追われている今は執筆活動を通して大好きな旅をしているという。