ハーレクイン・シリーズ
こわれかけた愛
嘘よ、父がこんなことをするわけがないわ。会社の相続に関する父の遺言に、カトリーナは愕然とした。〈別居中の夫、ニコス・カソリスと一年間同居すること〉結婚直後に夫の愛人の妊娠騒動が起き、カトリーナは、いや気がさして別れる覚悟で家を出ていた。父親が一代で築いたマクブライド社に愛着はあるものの、ニコスとまた同じ屋根の下で暮らすのは耐えられない。同居を渋るカトリーナに、ニコスは封筒を突きつけて迫った。「家の門のリモコンと玄関の鍵だ」ずいぶん強引なやり方……。だがカトリーナはついに折れ、かつて二人が暮らした屋敷での、愛憎と駆け引きに満ちた同居生活が始まった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年12月05日
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- 著者
- ヘレン・ビアンチン
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- 訳者
- 萩原ちさと
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-73766-3
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- 書籍番号
- C-766 (初版R-1809)
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ニュージーランド生まれ。三児の母。若いころ、秘書学校を卒業してすぐ友人とともに客船で対岸のオーストラリアにわたり、働いてためたお金で車を買って大陸の旅をした。その旅先で二人とも生涯の伴侶を得たというロマンスの主。