ハーレクイン・シリーズ
困ったわ、フランス行きの便がすべて欠航だなんて。 従妹の結婚式に招待されていたオリビアは、 突然のアクシデントに見舞われ、出席をあきらめようとしていた。 ところが従妹の奔走により、話は予想外の展開をみせる。 花婿の叔父だという伯爵が、オリビアを迎えに来るというのだ。 彼の予約したフェリーに便乗させてもらえるのはありがたいが、 本音を言うと、尊大なご老人のお相手は気詰まりだった。 翌日、伯爵が迎えに訪れた。彼は……尊大な老人どころではなかった。 「オリビアじゃないか。5年ぶりか。また会えてうれしいよ」 ラウール・ド・ヴァレンヌ! 裏切り者の元婚約者がなぜここにいるの?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月20日
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- 著者
- メアリー・ライアンズ
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- 訳者
- 加藤しをり
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年09月03日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-42058-9
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- 書籍番号
- PB-158 (初版I-297)
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ケイト
あら筋に惹かれました。個人的には、ヒロインがいい人過ぎてもどかしくなりました。5年ぶりの再会で、自分を捨てた相手の冷たい仕打ちに愚痴も言わずに、素直に従っているヒロインが、純粋すぎるというかいい人過ぎです。文句の一つでも言ってしまえばいいのにって(笑) ヒーローも立派な立場なのに、愛している相手を信じることもなく、自分の手腕で事の真相を探ることもなく、ライバルさんの意のままに信じてしまうのが…2人とも純粋過ぎ。最後は誤解が解けて、まとまってくれてほっとしたってところですね。ヒロインの思いが通じてよかったです。
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モニター
『さめた愛』を早速読んでみて、ページ数は少なかったですが、内容的には安心のハッピーエンドとなり、とても満足致しました。私的には最後にいい終わり方をする作品が心地良く、そういう作品を好んで読んでいるので、その点ではありがたかったです。私のような気持ちで読む方には丁度いいと思いますので、是非読んでみてはいかがでしょうか。きっと満足できると思います。
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モニター
5年前に愛し合いながらも謀られて婚約解消したオリビアとラウール。再会後もお互いが裏切られたと思い込み、冷たい態度をとる2人。ラウールが破局後すぐに別の女性と結婚し娘までいてることにはショックでしたが、オリビア恋しさに張り巡らせた策略にキュンとしました。とんでもない従姉妹がいい味出してます。
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クローバー
ヒロインが年の割りに大人で優しくて素敵な女性でした。年の離れたロマンスものでしたが、そのかわりにヒーローがへたれで、5年前にもう少ししっかりしてくれていたらと思わずにいられませんでした。あんな形で離別なんて悲しすぎますし、事情が分かってもヒーローに腹が立ちました。でももう一度ヒロインを手に入れようと画策していたのは良かったです。読み終わってニンマリしました。
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モニター
誤解したまま別れてしまいますが、再会し誤解がとけて想いを打ち明けるまでの感情がよく描かれていたと思います。ヒロインもけなげで読み終えて幸せな気持ちになりました。
カナダのトロント生まれで、6歳からイギリスで暮らす。ラジオのアナウンサーや本の批評家として活躍。激動の中東で暮らした経験も持つ。結婚して4人の子供の母となる。