ハーレクイン・シリーズ
愛の罠
ホリーは作家ジェイムズの秘書になれて幸せだった。 ところがジェイムズの美しい妻マクシーヌときたら、 度々ロンドンに出かけてはほかの男に愛想を振りまいているらしく、 今日も3週間ぶりにジェイムズの弟ザックと恋人きどりで帰宅した。 その無神経さにたまりかねたホリーはザックにつめよったが、 彼はホリーの言い分を一笑に付すと、思いがけない提案をする。 「きみとぼくで、“愛の罠”を仕掛けないか?」 本当は愛し合っているジェイムズ夫妻の目を覚ますため、 熱々の恋人同士を演じて二人を刺激しようと言うのだ。 ホリーは、罠を仕掛けられているのが自分だとは気づきもせず、 ジェイムズのためならと、無邪気にうなずいたのだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月05日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 平敦子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90354-9
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- 書籍番号
- K-344 (初版R-468)
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の1人。3人兄妹の末っ子としてベッドフォードシャーの小村で育つ。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年、みごとデビューを果たした。物語を作るときにいちばん楽しいのは、ヒロインとヒーローの性格を考えるとき。書いているうちに徐々に主導権が移り、いつのまにか彼らが物語を語りはじめるのだという。