ハーレクイン・シリーズ
ニコス・マリアコスは奇跡を起こす名医だと評判だが、 感情の欠如した冷血漢とも言われている。 彼への想いを抑えきれず一線を越えてしまったエラは、 案の定、たった4カ月で一方的に捨てられた。 彼を心から愛していても、どうすることもできない…… エラはただ黙って姿を消した。妊娠したことは伝えないまま。 彼が実はギリシア名家出身の大富豪だったなんて知らなかった。 そんな身分の男性に伝えても、きっと迷惑に思うだけだろう。 だが新しい勤務先に移った初日、エラの前にニコスが現れる。 なぜか彼女の妊娠を知り、その目に猛烈な怒りをたぎらせながら。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年09月05日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 澤木香奈
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年08月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90353-2
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- 書籍番号
- K-343 (初版R-2482)
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れいちぇる
最初は「身勝手な」…ともとれるニコスですが、彼の方からエラの心と体の扉を開けようと積極的に行動してくれるのですっきり読み進めていけます。ゴージャスなギリシアの大富豪という背景の財力とは別に自分自身の能力も発揮し、家族も愛して生きているニコスはかっこいいですね。「どうしようもないほどギリシア人」の決して傲慢ではない態度や人柄が素敵です。シンデレラより、がんばった王子様に軍配♪
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モニター
モニターで読ませていただきました。ペーパーバックの様になっているので、持っていて軽いので、手が疲れないで読めます! 内容ですが、あらすじを読んだ時からとてもわくわくしていて、それを裏切らないような充実したお話でした。読み始めると、夢中になって時間を忘れて、どんどんと作品の中に入って行ってしまいました。話の先が気になるので、集中して最後まで読み切ってしまったほどです。また、このような作品を読みたいなと思っています。
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サリー
手に職を持ち、謙虚なエラにとても共感が持てました。子供が出来ても働ける。そんな強さにニコスも惹かれたのだと思います。2人の心の順番が入り乱れていてハラハラしました。捨てられて、求められて、子供が出来たからだと疑って、でも最後にお互いを信じられた時、ほっとしました。
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モニター
愛しているとわかっているのにすれ違うエラとニコス。病院内での描写もスパイスになり、物語に引き込まれました。
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りの41
全体的に見るとシンデレラストーリーですが、読んでいる間は情熱的な愛情ゆえにぶつかり、葛藤しながらも求め合う二人の様子が描かれていて引き込まれていきました。エラの拒絶が二人の愛を燃え上がらせていたように感じましたキャッチコピーに、“ギリシア式の愛に追い詰められて”とありましたが、ギリシア式というよりかは肉食的で情熱的な愛という印象でギリシア式の愛が全てこの形ではないかなとそこは強引に感じました。しかしその点を除いては読んでいて胸が熱くなる情熱的な作品で読み応え満点でした。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。