ハーレクイン・シリーズ
シーリアは英国随一の政治家である父親が決めた縁談に従った。 “おまえは妹たちほど美人ではないのだから、 わたしの見込んだ男と結婚するのが間違いない”と言われて。 けれど、初夜から3カ月過ぎても、夫は肌を重ねようとはしない。 そんななか、夫の仕事でアラビアの王国に渡ることになったシーリア。 恐ろしいことに到着早々、夫は砂漠で賊に襲われ、非業の死を遂げた。 そしてシーリアにも危険が迫ったときだった──まるで魔法のように現れ窮地を救ってくれたのは、伝統的な白いローブ姿の男性。 気を失った彼女はしかし、目覚めるやいなや驚愕の事実を告げられる。 そこは砂漠の王国、アカディズの宮殿。 シーリアは、シーク・ラミズのハーレムに囚われてしまったのだ!
-
- 頁数
- 256頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年08月05日
-
- 著者
- マーガリート・ケイ
-
- 訳者
- 泉智子
-
- 定価
- 906円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年07月16日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-33216-5
-
- 書籍番号
- PHS-116
-
初めて読む作家さんでしたが、テンポのよい運びで好きになりました。大人で頭の回転の速い、だけど初心なヒロインと、どんどん惹かれていくヒーローとのやり取りがいいです。ヒロインの夫のバカッぷりには笑えますよ。
-
リージェンシーは英国貴族ものを主に読んでいたので、設定にシークを出してくるものは新鮮でした。ヒロインが政治家の娘で、まずは外交のため。その他の行動も自発的で、流されて行動することの多いリージェンシーのヒロインの中では異色で、読んでいて爽快でした。そういったヒロインがハーレムに入れられてしまい、でもロマンスはばっちりで設定の良い作品でした。新しい作家さんのようなので今後も期待です。【みなちゃん】
【編集部より】気鋭の新作家マーガリート・ケイ、魅惑のシークとの恋を描く次作は2016年2/5刊行予定です。どうぞご期待ください。 -
ぴーちゃん
傲慢なシークのヒーローと、勝気で聡明な英国淑女のヒロイン。ヒーローの立場ゆえに相手と結ばれることはないと思いつつ、お互いに惹かれてゆく様子がとても切なくて…。美しい砂漠の都市でのロマンスと、二人の軽妙なやりとり。じっくり時間をかけて楽しみたい作品です。
-
モニター
ヒロインのシーリアの目を通して描かれるアラビアの世界が素敵で、まるで自分がそこにいるかのような錯覚を覚えました。始めて食べる料理、衣装、人種の様子も手に取るように頭の中で描くことが出来、読んでいてとても楽しかったです。物語が繰り広げられる世界を空想し2倍に楽しめる作品でした。
-
ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
“砂漠よりも熱いシークの愛を感じる一冊。”
誰しもが、自分に何らかのコンプレックスを持っているのではないでしょうか? このヒロインも。まずまずの顔ではあるが、けっして美人ではない。もう若くもないし。そんな父親の心無い言葉も冷静に受け止めていますが、やはり女性、気にしています、当然です。しかし、国が変われば、見方も変わる、ヒーローは彼女にぞっこんです。頑固で、頑なですけど、そこがいいんです。ぐいぐい、物語に引き込まれました。大好きです。(東京都・ねこ) -
ベストロマンス大賞2015年下半期 読者の声
“ハラハラドキドキさせます!”
テンポよく読めて、会話とか読んでておもしろかったです。(千葉県・専業主婦・ちづ)
スコットランドに生まれ育つ。グラスゴー大学で法律を学んだが、卒業後は異分野に進み、仕事の傍ら通信制大学で歴史の造詣を深めた。9歳にして詩作コンテストで優勝した才能は、のちに大好きなヒストリカル小説の執筆に発揮され、ミルズ&ブーンからデビュー作が出版された。