ハーレクイン・シリーズ

マジョルカの真珠
唯一の身寄りである祖母を亡くしたヘイゼルは、遺されたいくばくかのお金で、憧れのマジョルカ島を訪れた。だが一人旅の若い娘に目をつけた男たちにつきまとわれ、逃げまどううち彼女はふと、美しく静かな浜辺に出た。ヘイゼルはそこでカルメンという小さな女の子と出会う。その浜辺はカルメンの伯父ドラーク侯爵の私有地だったのだが、侯爵といえば厳格この上ないという噂の、このあたり一帯の領主だ。思いがけずもヘイゼルはそんな侯爵から昼食に招かれ、カルメンの家庭教師として雇いたいという申し出を受ける。ただし、ゴシップを避けるため、表向きは結婚するという条件で。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年08月20日
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- 著者
- マーガレット・ローム
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-90349-5
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- 書籍番号
- K-339 (初版R-239)
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戦争による家庭の崩壊や自身の大病などを経て、毎日をただ生きているだけの生活に疑問を持った。闘病中の読書の習慣がやがて執筆活動に至った。登場人物の織りなすあや、会話の妙に特色がある。ハーレクインの黎明期を支えた作家のひとり。