ハーレクイン・シリーズ
失われた地図
探検家の父が行方不明になった。1枚の謎めいた地図を娘に遺して。 モルベナはそれだけを頼りに父を捜す旅に出たが、 船は珊瑚礁で座礁──気づくと彼女は白く輝く砂浜に漂着していた。 目もくらむばかりの蒼く高い空、生い茂る熱帯の樹木。 鮮烈な色彩の鳥が飛び交い、猿がするりするりと木の枝を渡る。 もしかしたら、私はもう天国にいるの……? 朦朧とした意識の中でそう思ったとき、たくましい青年の影が差し、 はっと見上げた彼女の目に、褐色の肌の男性が飛び込んできた。 漆黒の髪と、かわせみの翼のような碧眼の世にも美しい男── この楽園の支配者ロッケ・デ・ブラス・フェルロだった。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年08月05日
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- 訳者
- 細郷妙子
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年07月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-90347-1
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- 書籍番号
- K-337 (初版I-78)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で"現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る"という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。