ハーレクイン・シリーズ
砂漠に降る雪
孤児院の狭い部屋から宮殿の広いスイートへ。彼女は運命の急激な変化が信じられなかった。
見習い修道女のケイリーンは、砂漠の王国エルデハリアへ派遣され、孤児院の学校で教えている。子ども好きで、自分も孤児の身の上だった。ある日、突然訪れた村の族長に、かわいがっていた三人の幼い姉妹が無理に連れて行かれるのを、彼女は黙って見ていられなくなった。離れ離れにされたうえ、十分な教育も受けさせてもらえないなんて。ケイリーンは断固立ちはだかり、姉妹を連れていかせまいとした。大騒ぎになる中、駆けつけたのが王国のプリンス、エイサドだった。彼は族長の体面を守り、子供たちの心配も解消するため、ある提案をする。エイサドが三人を引き取り、彼女にも養育係として来てほしいというのだ。思いがけない話にケイリーンは迷ったが、子供たちのために受け入れた。まさか王族とともに、宮殿に住むようになるとは思いもせずに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2008年11月20日
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- 著者
- スーザン・マレリー
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- 訳者
- 渡辺千穂子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-82603-9
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- 書籍番号
- HP-3
読者レビュー
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USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連である人気作家。ユーモアがありながら情感に満ちた作品を年五、六冊執筆するが、それでも頭の中にあるアイデアをすべて作品にする時間がないのが悩みだと言う。作家が書くどんな奇抜な作品も、ごく当たり前に受けとめられる土地、南カリフォルニアに居を構え、世界で一番セクシーな夫と、二匹のかわいいけれどあまり頭のよくない猫と暮らす。