ハーレクイン・シリーズ
大富豪と禁断の果実
愛はいらない。純潔もいらない。
彼が欲しいのは、偽りの関係。
エヴァは兄と、亡き母を偲ぶ慈善パーティを主催するはずだった。 ところが寸前で来られなくなった兄が代役を頼んだという。 “妹を頼む”と、よりにもよってダンテ・ヴィターレに! この5年間会うのを避けてきた、大金持ちでハンサムな皮肉屋。 母の葬儀の夜、エヴァは初恋のダンテに純潔を捧げようとしたが、 一途な想いはあっさり拒まれ、彼は冷たく立ち去った。 あの夜エヴァは母を失い、ダンテへの愛も失った。 いまだ鮮明によみがえる胸の痛みを振り払おうとしたとき、 背後に忘れもしない、甘美なムスクの香りが──。 「エヴァ?」彼女の全身を震わせる、低い声が名前を呼んだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年07月20日
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- 著者
- ヴィクトリア・パーカー
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- 訳者
- 山本みと
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年07月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13082-2
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- 書籍番号
- R-3082
読者レビュー
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モニター
作者が外国の方なので、ダンテの言葉のひとつひとつにキュンキュンしました。ダンテみたいな人が私の周りにいたらいいのに…。こういう恋愛をしてみたかったな~とも思いました。また、官能的なシーンの表現も最高です。ヴィクトリア・パーカーの他の作品も読んでみたくなりました。
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モニター
初めはただの傲慢な大富豪と思いましたが、ヒロインの言葉を正面から受け止め、徐々に変化していきます。登場人物が少ない分、ヒーロー、ヒロインの心情が丁寧に描かれています。続けて2回読み返してしまいました。
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モニター
裏表紙のあらすじを読んだときは、なんか前にも読んだっけ?な印象でした。でも、「王道のロマンス」の言葉を信じて読み始めると、読み応えがあって一気に読みきりました。不器用で言葉にするのが下手な二人が、ぎこちなくすれ違いながらも惹かれあう気持ちに逆らえず…主人公達に感情移入できるのでお勧めです。
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イギリスの作家。物語を読むたびに登場人物の男性に恋していたが、初めてハーレクインを読んだとき、理想のヒーローに出会ったという。作家になりなさいという教師の勧めに反して企業に務め役職も得たが、常に心の奥で囁き続ける声に屈し、小説の執筆を開始。やはりロマンス作家が天職だと悟った。