ハーレクイン・シリーズ

恋さえしたら
過労で倒れ、上司から3カ月の休暇を取るよう言い渡されたテッサ。ちょうど田舎で暮らす名づけ親がしばらく旅行で家を空けるため、そこで留守番をしながら養生することを思いついた。鳥のさえずり、うっとりとする花の香り。やはり故郷は最高ね。テッサは到着するなり、寛いだ気分で家のまわりを探索してまわった。すると突然、鋭い声に呼びとめられる。「君も応募者なのか?」隣の荘園主パトリックだった。彼は何か勘違いしているらしい。「18歳か? 若すぎるな。料理ができるようには見えないが」家政婦の求人の応募者だと思われてる! テッサは否定しようとしたが遅かった。パトリックは決めたのだ。家政婦は彼女しかいないと。
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年07月20日
-
- 著者
- ロバータ・レイ
-
- 訳者
- 江口美子
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-42056-5
-
- 書籍番号
- PB-156 (初版R-865)
小説を書き始めたのは14歳のとき、寄宿舎のベッドの中だという。趣味で始めた筆跡鑑定が警察や公的機関から鑑定の依頼を受けるようになるなど、多彩な能力を持っている。結婚して子供がいるが、雑誌、子供向けの本、テレビ・フィルムなどさまざまな分野で活躍、国際的な評価を得ている。現在はロンドンに住む。レイチェル・リンゼイ名義での著作もあり。