ハーレクイン・シリーズ
メギーはホテルのロビーで、ただひとり愛した男性を待っていた。 幼なじみのネイト・ブラボー。誰より理解し合っていたのに、 愛を打ち明けると彼は拒み、故郷を出ていってしまった。 あれから十数年。今度こそメギーは彼に頼むつもりだった。 わたしと結婚して、子供の父親になってほしいの、と。 “2年以内に結婚して子供を産まなければ、財産は相続させない” 亡き父の遺言のせいで、私にはどうしても夫と子供が必要だ。 今も変わらぬ想いを打ち明け、彼に契約結婚をもちかけよう。 けれどネイトは再び拒み、メギーの心は粉々に砕かれた。 ところが1週間後、ネイトがふらりと姿を現す。 故郷も、わたしのことも捨てたはずなのに、一体なぜ……。
-
- 頁数
- 224頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2015年07月20日
-
- 著者
- クリスティン・リマー
-
- 訳者
- 松本あき子
-
- 定価
- 713円(税込)
-
- ポイント
- 0pt
-
- 発送予定日
- 2015年07月02日(予定)
-
- ISBN
- 978-4-596-90344-0
-
- 書籍番号
- K-334 (初版N-755)
-
モニター
メギーとネイト。出会った14歳の日からお互いの気持ちは同じだったのに、なかなか一つになれないもどかしさ。心が寄り添えるようになるまでに、ハラハラドキドキを感じながら、一気に読み進めた。メギーの、自分だけではなく周囲の人々を幸せにしていく生き方がとても好きになった。
-
くろいぬ
正直で真っ直ぐな気性の魅力的なヒロインと、一見器用なのに愛情に関しては素晴らしく不器用なヒーローの素敵なお話でした。牧場育ちのヒロインがかけ引きもなく純粋にヒーローに焦がれる姿は胸を打ちます。美しい自然の中で二人が互いに強く意識しはじめる幼い頃のエピソードは魅力的な一枚の絵を見ているようで、雄大な自然を背景に繰り広げられる二人の甘い雰囲気にはニンマリしました。周囲の隣人たちの存在も微笑ましく、活き活きとしたヒロインを思わず応援してしまいました。
-
poco
人に束縛されるのを嫌い、自由を愛するヒーローは結婚には最も向いていない男です。一途に彼のことを愛するヒロインに対しての数々の冷めた態度には、読んでいて腹が立ちましたが、なにげない優しさや思いやりも見せるのでとても切なくなりました。人との関わりの中で、人は生まれ変われるんですね。ヒーローが自分の心を見つめ直していく過程に心打たれました。
-
きさらぎ
このふたりは赤い糸で結ばれた運命の相手なのでしょう。うっかりしたらただのストーカーなのに、きちんとヒロインを受け入れるヒーローは結ばれることをわかっていたからでしょう。しかし終始ぎくしゃくしてなかなか気持ちの読めないヒーローにちょっとイライラしました。
大型書店やUSAトゥデイ紙のベストセラーリストにたびたび登場する。RITA賞に2作品がノミネートされ、ロマンティックタイムズ誌でも賞を獲得した実力の持ち主。ロマンス小説家になるまで、女優、店員、ビルの管理人など実にさまざまな職業を経験しているが、すべては作家という天職に巡り合うための人生経験だったと振り返る。オクラホマ州に家族と共に住む。