ハーレクイン・シリーズ
訪問看護師のアニーは派遣先の古い屋敷に現れた男性を見て驚いた。 スローン・ホーキンス! どうして彼がここに? 12年前、彼は高校の卒業記念パーティの夜に突然この町を去った。 彼だけが心の支えだったわたしをごみのように捨てて……。 今やスローンは警備保障会社を立ちあげて成功をおさめ、 体調が悪化している伯母の見舞いのために帰郷したという。 女手一つで11歳の息子を育てているアニーの心は千々に乱れた。 再び目の前に現れて、わたしを優しく抱きしめるのはやめて! さもないと、真実を口にしてしまいそうだから── 息子の本当の父親はあなたなのよ、と。
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2015年07月20日
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- 著者
- リンダ・グッドナイト
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- 訳者
- 小池桂
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- 定価
- 754円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2015年07月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22379-1
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- 書籍番号
- I-2379
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モニター
お互いを想いあっていた、アニーとスローン。離れ離れになった真実を知ったとき、切なくなりました。幸せに暮らせなかった12年間が悲しすぎます。今まで読んだハーレクイン作品の中で、一番切ない気持ちになりました。
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モニター
主人公アニーとスローンの、何があっても相手を忘れることのできない愛に納得。それに、親子・家族・友人・隣人・同僚・・・人は周りの人たちと支えあって生きているんだということを改めて思いました。思いがけない出来事・プライド・ゆがんだ愛情・サスペンスの要素もあって、あっという間に読んでしまいました。
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モニター
12年もの時を経て再会した2人。昔の思い出が蘇る2人をよそにその古い小さな町には未だに家族の確執が残っていて。少しビックリするような意外な結末がありましたが、どこまでもヒロイン想いの優しいヒーローに惹かれました。サスペンステイストありの大人のロマンスという感じの作品でした。
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モニター
ヒーローの伯母の最期を静かに迎える日々、表面上は穏やかに話が進んでゆくが実際は波乱万丈で読み応えがあった。ヒロインの心情は比較的軽く描かれるだけながら、視線や行動が気持ちを物語り、むしろヒーロー側の戸惑いや動揺が語られていて面白かった。まだ家族ではないけど、家族になってゆく日々も丁寧に描かれていて、それが奇跡であることの小さな幸せを満喫できる。
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kou2002
ヒーローとヒロインはいい人でお互いへ思いやりがありますが、ヒーローの生い立ちが悲しすぎます。どうしてそんなに簡単に許せるのか、わかりません。ヒロインも簡単に許せるのか。誰を許せるのかは、読んでからのお楽しみです。良い人が多く、悲しい出来事と楽しい出来事があり、長年の謎が明かされるなど盛りだくさんの内容です。ハラハラドキドキするラブラブになるロマンスというより、静かな思いが秘められたロマンスです。
オクラホマ州で生まれ育つ。以前隣人だった超人気作家のシャロン・サラがロマンス小説を執筆し始めたのを見て、小さな町の女性でも作家になれるのだと思った。看護師や小学校教師として働き、子育てをしながら、ライターたちの集まりに参加しつづけて作家デビューした。6人の成人した子供がいる。